お仕事終わり
今日は突発的に生まれた作業と予定していた作業も大盛りでハードな一日だった、疲れた
成田良悟「デュラララ‼︎外伝⁉︎」(電撃文庫)を読んだ。
https://dengekibunko.jp/product/drrr/312130100000.html
【私の心は鍋模様】セルティと新羅の家に集い、なぜか鍋をつつくことになった帝人&杏里、静雄や門田たち。鍋をかこみいつしか始まるそれぞれの過去話で、明らかになっていくそれぞれの出会いやエピソード。その時、臨也は一体──!? 【デュフフフ!!】沼袋からやってきた偽静雄に、池袋はちょっとだけ大混乱に……? 【成人式は突然に】臨也や静雄に加え、新羅や門田が迎える成人式の行方は──!? 【世界の中心で、愛を避ける】池袋に現れた夢魔のおかげで、それぞれの妄想と現実が交差することに……。果たして帝人や遊馬崎たちの願望とは!?
(あらすじから引用)
そのままただただ外伝、各キャラの過去話やサイドストーリーなどなど……
他には作者の過去作とのクロスオーバーもあり、軽く読めた。特に感想はなくおまけ程度に読んでおまけ程度の面白さでした。
コメディ要素の方が多く、頭空っぽにできて良かったです。
大沼紀子「真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生」(ポプラ文庫)を読んだ。
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8101205.html
夜が深まる頃、暗闇に温かい灯りをともすように「真夜中のパン屋さん」はオープンする。 今回のお客様は、居候女子高生の希実につきまとう、少々変わった転校生。 彼が企む“計画”により、パン屋の面々は、またもや事件に巻き込まれていく。
(あらすじから引用)
面白かった、パン屋組の二人が殆ど出てこないのも珍しかったし序盤とは打って変わって、終盤には物語の見え方がガラッと変わるのが良かった。
相変わらずクセの強い登場人物が新しく登場する中、今回の新キャラの阿部は最後まで読んだからこそ好きになったなぁ。魔法使いを自称しているのもそうだけど、軽薄だけど確固たる信念に基づいて邁進するキャラ好きなんですよ。
終章では希実の母が三作目にして登場して、次巻でまた一波乱ありそう、期待してます。
お仕事終わり
週明けなので、やはり辛い。
今日は晩御飯に白菜ときのこと豚肉の蒸し焼き作ります
成田良悟「デュラララ‼︎×13」(電撃文庫)を読んだ。
https://dengekibunko.jp/product/drrr/311990300000.html
東京・池袋。この街は今まさに混沌の坩堝と化していた。首無しライダーと繋がる全ての人が巻き込まれ、決着の時を迎えようとしている。かつて親友だった少年たちは心と身体に傷を負いつつ、お互いを想いながらも対峙する。かつて犬猿の仲だった二人は、怒りを超えた最後の殺し合いへと発展していく。かつて額縁の向こうから見ていた少女は過去の自分を乗り越えるべく必死になる。かつて幸せだったはずの歪な恋人たちは、引き離されたその先の試練へと挑んでいく。
(あらすじから一部引用)
さっぱり終わったなぁ。
13巻という長丁場だからシリーズもの読み終えた時の読後感になっているのもあるけど、思ったよりもあっさりハッピーエンドだったので登場人物の多い群像劇スタイルにしては普通な終わり方をしていて良い。
来良組三人に静雄と臨也、セルティと新羅に全部が丸く収まって良かったです、別に振り幅が大きい訳ではなかったけど所々でちゃんと展開に波を作ってくれたので楽しく読めた。後は外伝と続編とサイドストーリーも読んでいきましょう〜
多分今から見るならアニメのほうがとっつきやすくて良さそうではある、声優も豪華だし
鈴森琴「忘却城 炎龍の宝玉」(創元推理文庫)を読んだ。
http://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488529062
死者を蘇らせる術で発展した亀珈王国。儒艮が塾を開くために買ったのは札付きの幽霊屋敷で、引っ越し早々怪奇現象が起きていた。そんな折、瀕死の炎龍が飛来し、王都は大混乱に。王国にとって炎龍は至高の存在。急遽、龍語を解する界人の儒艮が通訳に指名される。彼は大切な家族となった金魚小僧のため、ある目的を胸に、引き受けるが……。
(あらすじから引用)
忘却城シリーズの三作目、今作は儒艮と金魚小僧の物語。相変わらずの重厚な世界観はもちろんのこと、表題にもある通り"炎龍"という要素が登場し一巻とはまた違ったテイストで金魚小僧が生者として成長していき愛を知る過程が良かったですね。
死者と共生する世界で家を通して家族となる暖かい展開や、金魚小僧の出生に纏わる部分がミステリ調に鬱々としていたりと、様々な温度感で語られるも、最後には幸せな形で物語が終えられていたのが個人的には好印象🎯
最初から最後まで金魚小僧の成長物語で「家族」というテーマとして描かれており、とても良かったです。次巻は出るかなぁ……(3年経過)
成田良悟「デュラララ‼︎×12」(電撃文庫)を読んだ。
https://dengekibunko.jp/product/drrr/311883700000.html
壊れ始めた街、東京・池袋。罪歌で刺され自我を失っていく新羅。そして新羅を奪われた首無しライダーは怪物と化していく。正臣は泉井の手によりケガを負い、杏里の家を訪れた沙樹は彼女を問いつめていく。意識を失っていた門田は病室から消え、セルティの首は人の手を彷徨っていく。誰の意図かもわからず混沌とする池袋で、帝人が手に入れた力とは!? そして戒めを解かれた静雄が、ついに臨也の元へとたどり着き──。
(あらすじから一部引用)
全ての因縁が遂に交わり始めたなぁ…
帝人は現実寄りの非日常の象徴みたいなものを持ち始めたし、臨也は遂に静雄討伐大戦線の火蓋が切って落とされた。セルティは異形としての姿を取り戻し始めたしで怒涛の展開すぎて中々気持ちが追いつけない。
次が最終巻なので、個人的にはまた来良組の日常的ハッピーエンドも見たいし、また一巻頃のスパイス程度に非日常がブレンドされた池袋の街が見たいですねぇ。もう火薬庫の様相を呈しているので、果たしてどうなることやら、楽しみです。
日々の在宅勤務による運動不足解消のため、散歩がてら徒歩でスーパーに買い物
……だがしかし、1軒目でお目当てのものが売り切りており近所の別のスーパーを炎天下の中、梯子
今日の晩御飯は、昨日奥さんと冷たい麺類食べたいねと話していたので、冷やし中華を作ります🍜
そしてこいつは、晩酌用に牛肉のたたきを作るために買ってきました🥩
三津田信三「逢魔宿り」(角川ホラー文庫)を読んだ。
https://www.kadokawa.co.jp/product/322111000505/
元編集者で現ホラー・ミステリ作家の「僕」のもとに、昔仕事をしたデザイナー・松尾から連絡が入った。「小説 野性時代」に連載している連作怪奇短篇について、話したいことがあるという。訝りながら家を訪ねた「僕」に、松尾は三十年前の出来事を語りだした。それは、日課の散歩中にある四阿で出会った、怪異譚を語りたがる奇妙な一家の話であった。彼らが怪異譚を語るたび、なぜか松尾の近隣で事件が多発し……。
(あらすじから一部引用)
良い連作短編ホラーでした。
作家シリーズのようにメタフィクション的語り口となっており、それぞれの短編を最後の「逢魔宿り」にて総括するのは構成の妙も感じて良かった。
どれも三津田信三的な魅力があって良かったし、解決があっての恐怖よりも"分からない"や"後味が残る"と言った未知への恐怖みたいなものがずっと続き、山奥/予言/新興宗教/血筋/など、それぞれの特色を持った短編となっているのも⭕️
後は語られる怪談の登場人物の行動に合理性などを求める方にはもやもやして合わない気がするのでおすすめは❌
そこを気にしない人であれば、夏どきなのでおすすめできるホラーですね。