川北稔『砂糖の世界史』(岩波書店、1996)再読、読了。
言わずとしれた、岩波ジュニア新書の名著。随分むかしに読んだのだが、再読してみた。
「コーランとともに」西へ渡っていき、「世界商品」となった砂糖。砂糖きびの性質(適度な雨量と温度が必要なうえ、その栽培によって土壌の肥料分が消耗して土地が荒れるため、つぎづぎと新鮮な耕地を求めて、どんどん移動していかなければならない)から、「砂糖のあるところに、奴隷あり」となり、ヨーローッパ人が、アフリカなどから奴隷を引き連れ、カリブ海地域にプランテーションをつくり、「モノカルチャー」の世界にしてしまった……。
随分忘れていた部分もあり、「資本主義」についてその後いくぶんか学んだこともあり、今回の再読は豊かなものとなった。
植民地主義や奴隷制について学ぶならここから、と思わせる名著だと思う。
#読書
今晩はボンゴレビアンコ、ズッキーニの浅漬。
ボンゴレビアンコはたっぷり剥きアサリがあったので贅沢に!!
エキストラヴァージンオイル大匙2で大蒜1片、唐辛子1片の香りを立てます。白ワイン100ccを合わせて、浅利250gを合わせて、弱火で煮立てます。
スパゲッティーニを140g(2人分)を塩「ソサルト モティア サーレ・インテグラーレ・フィーノ(細粒塩)」大匙1で茹でて、最後に浅利の方にお玉1掬い(70cc)を入れ、ソースを乳化させ、さらにソースに塩を1/5を。じゃじゃっと混ぜたら、2等分して、トリュフオイルを少し。
わぁぁあぁ、美味いアサリだ……!!スープが美味い……!!オイルも塩も旨味が濃い……!!
ズッキーニは太め千切りにスライスして、昆布茶小匙1/5、塩小匙1/10、純米酢小匙半分をもみもみします。瑞々しい……!!
お酒はカヴァ。サッパリとパスタに合う……!!
#幻聴と闘う晩御飯
#fedibird
三木那由他『会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション』(光文社、2022)読了。
会話とはどういった営みなのだろう。本書では「コミュニケーション」と「マニピュレーション」の両輪で考える。「コミュニケーション」を、一般的なバケツリレー式のものではなく、「約束事の積み重ね」と捉える。「マニピュレーション」は会話を通じて誰かの心理や行動を操作しようとすること。
全編でフィクション作品を次々取り上げ、その二つの観点から分析していく。
興味深い事例が多数引かれ、これを機に読んでみたいと思う作品も多数あった。
最終章の第七章「操るための言葉」は悪質なマニピュレーションをいかに非難するかに踏み込んでおり、とても参考になった。
#読書
今晩はパプリカとピーマンの肉詰め、茄子の浅漬、ノルベジア9ヶ月。
パプリカとピーマンの肉詰めは、豚肉200gに胡桃を40gを、出始めのバジルをわっさり、卵2個、焼麩16g、塩小匙2/5、胡椒少々、ナツメグ少々、グローブ僅かをFPでガーッと撹拌して、肉厚のパプリカと小田産の肉厚のピーマンの半割りに詰めます。ピーマン側を2分、肉側を1分半ほど中火で焦がしたら、15ccほど水を入れ、蓋をして強火で1分蒸し、火を消して15分ほどそのまま蒸らします!肉タネが甘い……!!ふんわりジューシーで美味しい……!!蒸すので、生焼けを心配せずにできます!!どんなに肉厚でも、蒸らすとふっくら甘々になります……。パプリカが甘々!!ピーマンも苦旨い……。
お酒はカリフォルニアのATOM。とても合う……!!
#幻聴と闘う晩御飯
#fedibird
俳人・岡田一実。俳句とか考えごととか。美味しかった話とか読んだ本の記録とか香水(主に量り売り)とか旅のこととかいろいろ揺らぎつつ。幻聴があり、人生はだいたい徐行。 HAIKU,for its own sake. she/they
句集に『境界ーborderー』(2014)、『新装丁版 小鳥』(2015)、『記憶における沼とその他の在処』(2018) 、『光聴』(2021)。単著に『篠原梵の百句』(2024)。新句集『醒睡』(2024)上梓しました!