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こどもが『モモ』をよみおえ、なにやらかおをホクホクさせており、どうやら気にいったらしい。「どこがよかったの」ときいてみたが「う~んなんかいい感じだった」というリアル小並感。まあ「わたしも時間を大事にしたいとおもった」みたいな方向ではなくて安心した(文学部でもそういう道徳的コメントを発する学生はめずらしくない)。

(夢)
中年(松本人志)は四畳半一間の部屋にひとりですんでいるが、実は実家は裕福。たまに実家から小包がとどくが、生活費にするため、配達にくる郵便局員(永井大)にその品物を即座に買い取ってもらっている。局員は買値よりも高くうれる販路をしっていて、利ざやをかせいでいるのだ。もちろん勤務中なので局には秘密。ある日タオルの詰め合わせがとどき、局員はタオルを一枚ずつひろげて検分する。査定のためといっているが、実はたまに現金がはいっていることもあるので、局員は隙あらばかすめとろうとしている。中年もそのたくらみに気づいているので、ふたりしてタオルの柄についてあれやこれやいっているけれども、たがいに牽制しあって空気がピリピリしている。ただ、終盤にさしかかると、今回は現金は入っていないらしいとわかってくる。最後に箱の底を確認するころには、緊張もとけて、それまでのタオル談議の無意味さ加減に、ふたりの口から自然と笑いがこぼれてくる。キャラクターのそれとして演じられた笑いと、演者自身の笑いがないまぜになっていて、よいコントだった。

わたし「それでほんとはなにしらべてんの」
モモ女「モモの年齢が『八歳にも十二歳にもみえる』ってかいてあったから、ほんとはなん歳なのか気になって」
「たしかにそのちがいはおおきい気もする」
「『十歳ぐらい』ってかいてあるページがあった」
「それは適当にあいだをとってるだろ!おもしろいところが全然わかってないダメなブログだ!」

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わたし「なんで『モモ』を検索してんの」
『モモ』途中女子「いや、ちょっと気になったから」
「結末がしりたいときは『ネタバレ』ってかいてあるやつをみればいいんだよ」
「みないよ!それは絶対にいや」
「結末さえわかればもうのこりよまなくていいじゃん。時間が節約できる」
「それは時間どろぼうのえじきになってるだろ!」

わたし「担任の先生がChatGPTだったら」
こども「わたしはAIなので、加減をしりません」
「学級崩壊しちゃうよ~」
「学級崩壊を理解しました。今後も学級崩壊したいときはおきがるにどうぞ」
「最悪の最終回や~」

妻がいきなり「你在北大拔過釘吧?」ときいてきた(ようにきこえた)ので、わたしのしらない風習でもあるのか(しかも“吧”できくのか)とおもったが、案の定「滑過冰」をききちがえていたのだった。

こども「ダーウィンってよくきてるよね」
そうね、毎週きてるね。

こども「チョコミントアイスのチョコが服についた」
わたし「そういうことあるとテンションさがるよね。もうチョコミン党やめる? 脱退する?」
「チョコミントは絶対につづける」
「つづけるとかそういうもんじゃないだろ。たべたいときにたべればいいじゃん」
「チョコミントは運命だから」
「せおいすぎだよ」
「チョコミントには運命的なものを感じました」
すきにしなはれ……

妻「你睡得好嗎?」
こども「ぐっすりねた」
妻「ぐっすり是什麼?」
わたし「ぐっすりは good sleep なんですよ」
こども「それはウソなんだよ。英語がはいってくるよりまえの辞典にぐっすりがのってるんだよ」
わたし「いや、日本語のぐっすりから英語の good sleep ができた可能性はあるじゃん」
こども「ウソだとおもう」
わたし「なんで」
こども「ウソのかおしてる」
ああウソのかおしてるさ!

「おかあさんといっしょ」の「ファンターネ!」のキャラクターを「けだもの」とよばわり「けだものはむしろ人間にしかつかわないんだよ!」とつっこまれつづけてはや幾月。
わたし「もう7時50分なのにけだものでてきてないじゃん」
こども「たしかに。なんでだろう。……あ~けだものにつっこんでなかった~」
マジメか!

妻「你明天是不是還要帶雨靴子?」
こども「不帶」
「不是又要去河邊嗎?没了嗎?」
「不是“没了”!もし火曜日にいけなかったらあしたいくことになってたってことなんだよ!」
語気助詞“了”の用法をつかんでますな~

中国語の授業で第二回まで前後にすわっていた男女が第三回でよこならびにすわりだしたことを帰宅後に報告。
わたし「恋をしとるんだよ! 教室で恋をしとるんだよ! 勉強に集中するためにわざわざつくった場所で! 恋をしとるんだよ! ずるい!」
家人(小)「いいじゃん。恋は回避できないし、制御できない」
「な、なにをJ-POPの歌詞みたいにいうとるんだよ!」
「ずるいっていうこどもは、自分もやりたいんだよ」
「そうだよ! やりたいよ!」

母親に注意されたこどもが「媽媽對不起,我不喜歡那個時候的自己」といっている。反省ということがなかなかよく表現できている。

わたしのつかっている初級中国語教科書をみて1.5リンガル子いわく「そりじたってなんなの」
わたし「zhi, chi, shi, riはしたそってるでしょ」
「そってはないとおもう」
「いやいや、したがちょっとお椀がたになってるでしょ。zhi, chi, shi, riやってみてよ」
「まあ、いわれてみれば」
またüに対する「uのくちでi」という説明についていわく「このおとってさ~、このへん(くちさき)がふるえるのが最大の特徴だとおもう。まあ説明するのはむずかしいけどね」
レベチ~

わたし「あたらしいクラスは1くみかな? 2くみかな? それともZぐみかな?」
始業式女子「いままで数字でやってきたのにいきなりアルファベットにはしないだろ」
「いや、ここにきてあえてのZぐみ」
「学校のシステムに『あえて』とかないとおもう」
本質~

けさの夢。日本人両親のもとマレーシアでうまれそだった杏子(きょうこ)が日本の高校に進学し、クラスメートになまえを「あんこ」とまちがわれるが、そもそも日本のあずき餡のことをしらなかったことがクラス内に衝撃をあたえ、あだなが「あんこ」になってしまう。その後なれない日本での生活とあずき餡の味に苦戦しながら、「あんこ」としてのあたらしいアイデンティティを模索していくという設定。(自由に漫画化、小説化してください)

家人(小)「博士になって得したことはありますか」
わたし「う~ん、ないね」
「どういうことがあるとうれしいですか」
「飛行機にのるときさ~、ファーストクラスのお客さまとか、ちいさいおこさまをおつれのお客さまとか、はやくのれるじゃん。あのときに博士のお客さまもさきにのせてほしい」
「そうはならないでしょ」
「いやいや、『あ~博士なんですか、それならおさきにどうぞ』ってなるでしょ」
「なんの専門の博士かによるでしょ」
「おや?」
「理系の博士ならなるかもしれないけど」
「おいおい、露骨な文系差別はやめたまえよ」

わたし「숙제(宿題)! 숙제!」
こども「それは母音のないpがはいってますか」
「おしいね~。母音のないkがはいってます」
「숙제」
音韻を確認してから実践するところがいいね~

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