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ドラマ版『Mr. & Mrs. スミス』 

結婚してた2人が実はスパイでしたの映画版とは違い、スパイとして採用された男女が夫婦として暮らしながらミッションをこなすという設定。
ダウナーなセクシーさのある日常パートと、緊迫感のあるアクションシーンがシームレスに繋がっているのが楽しいし、ハネムーン→すれ違い→カップルセラピー→浮気→別居→復縁というよく見る結婚生活のあれこれを次々に遷移していくので結婚生活RTAぽいなと思いながら見ていた。
しかし、他のスミス達も恋愛関係になっているのを見るとそういう相性を考慮して組ませてそうなんだけど、その結果任務中にいちゃいちゃしたり小競り合いになったりでミッション失敗しそうになったり実際に失敗しているので、この会社大丈夫なのだろうかと思う(失敗したスミスを消す専用のスミスがいるというマッチポンプ感!)。
生活を人質にとっている仕組みの話だし、ぐだぐだ裏稼業感も『killer』とちょっと近いんだけど、あの殺し屋と違ってプロフェッショナルな振る舞いへのこだわりが少ないのは世代的な違いなのかな。
あと、クリフハンガーで終わるのは知ってたけど思ったよりしょうもない寄りのクリフハンガーだったのでエー…ってなってたらミッドクレジットでポール・ダノがすべてを持っていったのでよかった。

『Argylle』のレビューで「シャマランすら“過剰だ”と言いそうなくらいツイストがある」ってタイトルのがあって笑った。内容は読んでません。

あとDumb money、ウィンクルボスって名前の製作総指揮が二人いたので調べたらやっぱあのウィンクルボス兄弟だった

『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア版』トーキング・ヘッズの音楽に一切の思い入れ無いけれどジョナサン・デミだし見るかという動機で見たところ、隣の人がノリノリだったのも相まってやはりある程度思い入れないと難しいですねという感じだった。しかしデイヴィッド・バーンのフィジカルはすごいなと感動した。

『ダム・マネー ウォール街を狙え!』 

「WAP」の “whore in the house” が流れる中疾走するポール・ダノとセス・ローゲンがカットバックで写るオープニングからあら良いですねという感じなんだけど、みんながインターネットで見てた話で記憶も新しいし、ウェブサービスの画面が乗っかりまくる画作りも陳腐化してしまったし、やっぱちょっと作るのが早すぎた気がする。とは言え10年後とかだとコロナ禍とか社会背景の説明厚めにしないといけなさそうだし難しいですね。
しかしピート・デヴィッドソンが完全にこういうポジションに収まったのはあのころのSNLを見ていた人間としては感慨深いですね。

『エグザイル 絆』あまりにもメモなので隠す 

冒頭の緊張感溢れる三すくみ×2のガンアクション、飛んでくるくる回るドア、そこから流れるような引越し手伝いと晩餐。スープに入っていた銃弾。植物園みたいなレストラン。人と人の距離と間合いの取り方。必ず通りすがる刑事。壁のない闇医者のアパート。行き先の決まらなさ。死が近づくにつれキャピキャピしだすおじさんたち。

『エグザイル絆』銃撃シーンになると空間の抽象度がグッと上がるのすごくおもしろかった。後半の行き当たりばったり具合とか、挟み込まれるユーモアとかとてもいい。

まあ去年は良い映画多すぎた気がする。2022年の作品賞候補今見ると本当になんだったんだという。
oscars.org/oscars/ceremonies/2

下津優太『みなに幸あれ』 

祖父祖母の家に帰省したら何やら様子がおかしくて、という『ヴィジット』あるいは村ホラー的な導入から始まるホラー映画。話が進むにつれて、この町では「人類の幸せの総量は決まっている」という原則に基づいて何かが行われていることがわかり主人公はそれに抗おうとするが、という話でむしろ『ゲゲゲの謎』に近かった。
シャマランとか、ヨルゴス・ランティモスとか、『MEN』とか、マトリックスとか、正直どこかで見た要素や演出が多いのは割とどうなんだろうと思うけど、画とか音響のつくりは丁寧だし、きちんと不気味さがあったので良かったです。

久保茂昭『ゴールデンカムイ』 

やたらに気合の入った203高地の戦いのシーンから始まるので全編こんな感じなのか?と思いきやそんなことはなく、出てくる熊や狼はぬいぐるみ感とCGまるだしだし、最終盤の見せ場のアクションは合成感すごいしでうーんってなった。
あと、この映画自体がたくさんいるキャラの顔見せ的な要素が強いし、原作もこの時点だとそこまで大きな山があるわけでは無いので仕方ない部分もあるけど、全体の盛り上がり曲線が上手く作れていないというか、序盤中盤のそこまででもないシーンで大仰な劇伴やもったいぶった演出をしているので全体のメリハリが弱い。
テロップもNHKのドラマみたいだし、カラコレも気持ち悪いし、とにかく好みではなかった。ただ、中盤のヒグマの巣穴のシーンは良かった。

ハン・シュアイ『緑の夜』 

韓国にやってきて空港の保安検査員として働くファン・ビンビンは暴力的な夫と離れて生活しているが、ビザのために別れる事もできず、永住権のためにはお金が必要なので、仕事で出会った緑髪で怪しい雰囲気のイ・ジュヨンのドラッグを売りさばくのを手伝おうとするが、様々なトラブルでそのままずるずると犯罪を犯していくという話。
ありがちなプロットだし、そこまでおもしろい話でも無いのだけれど、ファン・ビンビンが完全に牙を抜かれてしまっていて意志を貫くことができず行動がぶれまくりなのは痛ましくてよかった。
ぶかぶかのメンズ服着せたファン・ビンビンに張り詰めてつらそうな顔させたら見応えあるのはそれはそうですねという感じ。
あとこの映画にも犬が出てくるけど、近年の劇映画で犬が担っている役割ってかつてキリスト教モチーフが担っていたものに近いのかもなと思った。

おそらく自分と名前の由来が同じ人物が出てきて、頻繁に通る場所が出てくる映画を見た

シャマランの新作の撮影監督がサヨムプー・ムックディプロームぽいのソースよくわからんけど年越してもまだびっくりしてる。いやまぁジェアリン・ブラシュケと組んだんだからサヨムプー・ムックディプロームと組むのも不思議ではないが…

映画の感想どこに書くか定まらない(ブログに書け)

『雪山の絆』 

1972年に起きたウルグアイ空軍機571便遭難事故を題材にしたJ・A・バヨナの新作。143分というやや長めの(とはいえ近年では標準的かもしれない)上映時間でありながら、登場人物の紹介も早々に飛行機が雪山に突っ込むので、その後の地獄のような日々の長さが際立つ。あと、墜落シーンの「ものすごい勢いで人体が押しつぶされてる様子」が映像表現キレキレで見てるだけで痛かった。
真冬の雪山で、食料もなく、捜索も来るかわからないという絶望的な状況なのに、皆で詩を発表しあったり、写真を撮ったり、ようやく救援が来るとなったときに身だしなみを整えたりとか、そういう人としての尊厳を守るための知性の輝きの尊さを感じるシーンがとてもよかった。

大晦日も普通に一日映画見ようと思ってたけど金ネジキは見たいな

お金より時間と精神の平穏の方がだいじ

気力と時間を奪っていくだけの老人と関わり持ちたくなさすぎる〜〜〜〜

病院行ったら「咳止めは全国的にないので出せない」って言われて大変だなーってなった

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