力道山、大山倍達、先人たちが繋いだ日本人としてのアイデンティティを前田日明が語る。
https://youtu.be/yJtwmO6cUzI?si=eGO8NNh52Q5RfKJj
肉親からこれを勧められて8分くらいまで見てるところですが、なんだこれは。
歴史観的には右翼になるんだろうけど、なんか歪んだ知識を学んでしまった結果、なんともいえない歪んだ歴史観とアイデンティティになってしまっているような…
なんとなく言いたいことは理解できるところもあるので簡単には批判できず。
なんつーか虚実夾雑というか。
いやなんだこれは。
軽い眩暈と頭痛が同時に襲ってくるような。
これねー、なんかジワジワ考える所があって。
前田日明氏は盛んにこの動画で「半島人は日本人だったんですよ」と訴えていて。
私もその認識ではあるんですけど、それは押し付けられたものであって、という大前提があるんですが。
前田氏のはそういうニュアンスがない、もしくは薄い感じをどうしても受けてしまい。
つまりは、朝鮮半島の市民は自発的に日本皇国の臣民となるのを臨んだのだ、という。
これって右翼の受け売り、当時の日本政府のプロパガンダをナイーブに全面的に受け入れちゃってるんじゃないですか、という感じを受けてしまい。
でもなんで敗戦したらいきなり俺らの祖父母父母の国籍を一方的に剥奪してんのよ、と。
当然の怒りなんですけど。
じゃああの半島人も台湾人も同じ皇国の臣民である、とか八紘一宇とか亜細亜の開放とか全部ウソだったんかい、とならないのが不思議なんだけど、これも右翼言うことを内在化しちゃってるからなんだろうなと。
で、そうなってしまうのは何故か、というと、教育と、日本において如何に粉飾のない歴史を独学でも学ぶことが難しいのか、如何に簡単にトラップに陥ることができるのか、ということを再認識させられた、というか、せざるを得ないか、という事をジワジワ考えてました。
まあでも、まあ、振り返ってみるに私は民族教育を小学校から高校まで受けて育ち、アイデンティティクライシス的なものが無くはなかったけれど、なんつーかな、私が私として存在していていい、みたいな、承認みたいなものはわりかしあったんだろうな、と改めて感じさせられましたね。
特に前田さんは、中学生頃から日本帝国の戦記ものを読むのが好きだったらしいので、こういうキメラみたいな歴史観になってったのかなあ。