一之輔「天狗裁き」
先日の青菜のタガメに続いて、強烈なキャラが次々登場。思うに、一之輔さんってフォーマットで笑わせるんじゃなくて、徹底的に登場人物を一之輔色の人物造詣にすることによる笑いなんだな。天狗裁きといえば、普通は「女房が聞きたがり、隣家の男が聞きたがり、家主が聞きたがり……」というフレーズのくり返しや間(ま)で笑わせるものの気がするが、一之輔師の場合はその大家や奉行や天狗のキャラがいちいちどうかしていておかしい。なかでも強烈な腹話術大家には大爆笑。
新治「竜田川」
聞きなれた千早ふるも、関西弁になるとすごく新鮮。妙に関西ローカルな地名が登場したり、本筋を離れて現代の話を入れ込む際も関西弁の軽妙さが楽しさを増す。
さん喬「船徳」
楽しい一席。櫓を漕ぐしぐさの素晴らしさ。本当に重そうな水の抵抗が見えてくるんだよね。それにしても、この噺は疲れるだろうなあ、あれだけ動いたら。でもその動きがいい。徳が不運な客2名を乗せて四万六千日の大川にのっこむところ。ねじり鉢巻きして見得を切り、陽気に一節口ずさみながら竿を振り回し、その竿を流す。すべてありありと目に浮かぶよう。
権太楼「へっつい幽霊」
ほっぺを「つねつねつねつね」のくだりの可愛さと破壊力よ。ここだけ延々リフレインして聞きたい!
@torajiyama あゝ〜、一之輔さんの天狗裁きだったのですね?コレは寄席で天狗裁きに当たる新記録達成のためのカウントにはなりません!さん喬師匠のみ(キリッ!)🤣
@spicymargarita2 けちーーーー!!😩
もう一日行きたくなっちゃったなー、行っちゃおうかなー。19日の茶金は未聴だけど、芝浜も聞きたい……。未聴の噺は残しておいたほうが、この先追っかける楽しみも増すか、などと考えたり。