薬局の待ちの間にTVでNHKニュースを見ていたけど、びっくりした。
特集で労働者の賃金の話をしていて、アメリカでは一部の州で最低賃金が$20〜3000円にも上がり日本の3倍にもなっている、ハンバーガー屋さんを取材しましたが人件費が上がって困っています、この差はどうしてこんなに大きくなってしまったのでしょう、という流れで賃金の国際比較のグラフなんかを見せて日本がずっと上がっていないなんていう話をする。この流れだと、最低賃金あげなきゃってなるよねと思ったら、全然違った。
その後、何故賃金が伸びないのか、それは1生産性が低い、2中小企業が多くて不効率、3非正規労働者が増えた、と来たのでその流れだと非正規雇用を減らそうってなるよねと思ったがそれも違った。
最後に、生産性をあげましょう、中小企業の統合が必要です、で終わっちゃった。
その理屈だと何かい。アメリカのバーガー屋の店員は日本のバーガー屋の3倍の生産性で働いとるとでもいうんかい。おもろいやんけ。是非その3倍の生産性で働いているというバーガー屋の店員の働きぶりいうのを見せてもらおやないかい。きっと3倍の速さでバーガー焼いて3倍の速さで注文とって、3倍の速さで動き回って掃除とかしとるんやろな。めっちゃ面白そうやんけ、なあ、見せてくれや、なあ。と思った。
@orangegreenblue
言い古された表現ですが、『1984』の世界なんですよね。ダブルバインドをかけられたようになるので、情報の受け手の思考力が混乱して麻痺してしまうことが目的なのかも知れません。