「シネマの男 父なき時代のファーザーシップ」第12回は、ジョン・フォード監督の名作『わが谷は緑なりき』(1941)を取り上げてます。時代の波の中で徐々に崩壊していく炭坑の村の大家族、その中心だった”古い”父の姿を、これほど味わい深く見せてくれる作品を他に知りません。これ以降数多描かれる父親像の原型と言ってもいいのではないでしょうか。
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語り手である末っ子ヒューの成長物語でもあります。とにかくロディ・マクドウォールがとても健気で私は母性を刺激されまくりなのですが、『猿の惑星』のあの俳優だとかなり後で知りました。名演技です。
しかしこの時代の学校教育ではよくあることだったのでしょうけど、あの体罰教師、あれだけはさすがに「ないわ」って感じですね。また、それにああいう対応をする父親も凄いよなぁ‥‥と。
アマゾンプライムで視聴できます。未見の方は是非とも!