スポーツやってると「生まれ持ったものの差」に対する腹立ちやら嫉妬やらは日常茶飯事なんだけど(「あんな大きい奴に勝てるかよ」「あれだけ足が速ければな......」とか)、そこに「差別したい者」が乗っかってこれちゃうのがスポーツ界におけるトランス“問題"なんですよね。選手当人らはふだんやってる「背の高さ」「足の速さ」とかへの愚痴くらいの感覚で言及していても、差別したい者らはそれを利用できてしまう。
そして選手たち(少なくともトップレベルでやってる者ら)は、そんな「生まれ持ったものの差」による「不公平さ」なんてものは織り込み済みで、だからこそ日々練習をしてそれを乗り越えようとしている(がゆえに愚痴も言いたくなる)。つまり余計なお世話だから黙っているのが吉。ナンオブユアビジネス。
スポーツの世界はあくまでも(観客側にとっては)エンタメでしかないのだから、不公平さ含めて楽しむのがよい。ではスポーツに人生をかけてる選手は?と思うだろうが、当人たちだって文字通り「負けたら死ぬ」ということはなく、その後の人生はどうにかこうにか続いていくのだ(我々が大学受験に失敗してもそれで終わりではないのと同じように)。
仮に本当に「負けたら死ぬ」ような状況にあるのなら、それはスポーツとは別軸でどうにかすべき問題が生じているということなのだから、スポーツはいったん置いといて問題解決に向けて動くべき(メダル取らないと政府に殺されるとか兵役免除されないとかは明らかに政治の問題)。
@trochilidae 未読者ですがそんな物語だったとは!実は最近よく来る小学生がハマってるらしく読書ちょきんで買ってくので、そういう価値観を知ってもらえるかもしれないですね......(推しがいるからその巻だけほしい、みたいな買い方してるけども......笑)。
@gucchi_penguin バレーのよろこびっていいますかね,そういう面がすごく強調されてます.
主人公の身長のちっちゃい子が,それでも「俺は飛べる!」って言って,天才的なセッターだけどまだまだ未熟な子と一緒にがんばるんですけど,やたら頑張って「限界を突破しろ」みたいな感じは全然なくて,他校の選手たちとのつながりとか,それぞれの成長が描かれてもいるんです.
もとカナダ代表五輪選手で,ビーチの五輪金メダリスト?だったと思うんですけど,のちにイタリアのインドアプロチームでも活躍したSarah Pavanって方なんかもどっぷりハマっちゃって,YouTubeでリアクション動画の配信してたぐらいです笑
Haikyu!! Reactions 🧡
Sarah Pavan Volleyball
https://www.youtube.com/playlist?list=PLphzTUGYzuZIZqWcWC4ANuJNw-mGxECHf
@gucchi_penguin
>その後の人生はどうにかこうにか続いていくのだ
このことを最も理想的なかたちで物語として描いて見せたのが漫画『ハイキュー!!』だったと個人的に考えてます.
あれほど幸福な作品もなかったのじゃないだろうかと.
作中,なんども繰り返し「負けたものたと」がとても丁寧に描かれていたり,物語最終盤では,社会人の年齢になった登場人物たちがその後どのように生きているのかが描かれていたり.
まさに「その後もバレーは続く.人生は続く」と,作者が言っているようでした.