紙魚エビ🏳️‍⚧️†🏳️‍🌈トランス差別反対 @bookfishswim@fedibird.com

X(旧ツイッター)の同名アカウントはもうほとんど運用していないけど（ごくたまにあの人元気かなとか見に行く）、別の趣味アカはまだ使っているので、Xで見かけたポストのことをこっちで話題にしたりします。

「ツイッターで相互なのにこっちではフォロバされない」というかたは、単に私が気づいてないだけなので教えていただければぜひ…

でもあの人ら、運用を厳密にしたいとかはないんだよね。絶対に自分たちの思う「生物学的女性」以外入れないシステムを作りたいとかはない。染色体検査したいとかさせろとかもない。「トランス女性は女性じゃない」ってことになってほしいだけ。だからべつに何の策も取らなくても「うちは"生物学的女性"のみ」って宣言してもらえれば嬉しい。今までと何も変わらんやん。それの何が「安全」に寄与してんの？

トランスヘイターは人間の尊厳とか人権とか全然尊重する気がなさそうなので自分の性別がどうとかのまえに普通に怖いです

それこそその店に行ったわけでもない行くわけでもない行きたいわけでもない一部の女性がいきなり「あなたたちは"生物学的女性"ではないのでうちの試着室使わないでください」とか言われてんの何なの？は？なに？とかなってるとこにヘイターが「ほらおまえら来るなよ！他に店あるだろそっちいけよ！この店にそんなに来たがるのやっぱり加害性があるんだな！」とか言ってんの。クソすぎだろ。加害性あるのどっちだよクソが。

何が「性別の定義」だよ。じゃあ「生物学的」の定義は何なのって話にはどうせ答えないだろ。「"生物学的女性"のみ」とか言ってれば自分たちの思う「これまで通り女だけ」の世界はなんとなく守られてる感じがするんだろ。おまえらが想定してない「女」はこれまでいたし今もいるんだよ。おまえらが目をギラギラして「見分け」とか言ってるその横普通に歩いてんだよ。ばっかみたい。

「"生物学的女性"のみ」の言葉を引き出したかったんだよねヘイターは。おめでとうございます。で、店の入口で身分証か何かチェックする？外性器でも見せんの？それか「"生物学的女性"じゃないかもしれない」という外見の人が来たときにチェックが入るの？「見分け」つくんだもんね？トランス女性と間違われたシス女性アスリートをみんなで叩くみたいなことは本来起こらないですもんね？

クソだよほんとクソ。
他人の尊厳何だと思ってんの？
「性別の定義はどうするんですか？」とか大騒ぎする客と、「"生物学的女性"のみ」とか宣言する店。
おまえらクソだよ。

「他にも店はあるのにこの店に執着するなんて！」とか言ってるやつもいる。自分がその店に行くかどうかと、その店が世の中に向かって一部属性を「おまえらは来るな」と言っていることとは別のことだ。でもそれがわかってないはずはないよね、今まさにその店に自分が行かなくても「よく言ってくれた！」って言って大騒ぎしてるでしょあなたたち。「私は胸が小さいから着れないけど残念です」とか言ってるよね。「女性のため」の店が「トランス女性」を「ちゃんと排除してくれた」ことが嬉しいんでしょ。こっちもその店に行きてえんじゃなくて「女性のため」の店が「トランス女性」を排除する声明を出したことにキレてんだわ。

Xで胸の大きい人用の服屋？が「生物学的女性のみ試着または1人での入店可」と声明を出して、ヘイターが大喜びしているのが（批判的引用で）流れてきた。心底うんざりしている。心底。

シスジェンダーに生まれたかったとグズグズ思うこともないわけではないけど、たとえば今の父親のもとでシスジェンダーの「男」に生まれてたら、「男らし」くなれていたらきっと有害な男らしさ満々の男に育っていたと思うし、「男らし」くなれていなかったら虐待されて大変だったと思うし、まあ今の父親のもとで「女」に生まれたことにデメリットもたくさんあったけど、何が良かったかなんてわからんしなあ、と思ったりする。

ちなみに私の答えは「どっちでもいい」。昔は「生まれ変わるなら男」と思っていた、だってジェンダーアイデンティティが男で「出生時の性別も男性に割り当てられた状態」を経験してみたかったから。
でも今回しばらく考えて「うーん、どっちでもいいかな〜」と答えながら、あー私どっちでもいいんだなーって思って、自分の変化を面白く思った。
予め「どんなジェンダーになるか」を選べたところで、何も決まらないし。男に生まれたとしてさっぱりした男になってさっぱりした人間関係の中で生きられるかもしれないけど、ねっちょりした男になってねっちょりした人間関係の中で生きることになるかもしれないし。
もちろん社会の中でその属性の人が置かれがちな立場はあるけど、なんか自分個人としては何でもいいかもしれない。「生まれて何かになったとしてそれはもうそのときでそれで生きていくんで…」とかゴニョゴニョ言ってたら、「どっちでもいいというのはいいですね！」ってなんか褒められたっぽかった。

「生まれ変わったら男と女どっちがいい？」と聞かれて、こういう質問っていつもビクッとしてしまうんだよな。自分のジェンダーアイデンティティに関わることだからか、またはそこで性別をジャッジされてる感じがするからか、それともそこからジェンダーバイアスバリバリみたいな話題になった時にどう答えたらいいかわからないからかもしれない。
私に聞いてきた人は女性で、その質問を別の人にされたときに「男」と答えたら、「女性で『男』と即答した人はあなたが初めて」と言われたのだそうだ。
「なんで男がいいんですか？」と尋ねてみたら、「男ってサッパリしてて云々、喧嘩しても次の日には普通に仲良くしてて云々、女だとそういうわけにいかないし云々、女相手だとちょっとした言葉だけで仲がこじれて云々」で、
「人による〜〜〜〜〜！！！」
と心の中で叫んだけど、特に深い付き合いの相手ではないので「そうなんですね〜」と答えておいた。やっぱりジェンダーステレオタイプの話になるんじゃん。

その人がその人であることは誰が否定しようが軽んじようが奪うことのできない「事実」だよ。ジェンダーアイデンティティが女性の人は、たとえ本人以外誰一人としてその人が女性であることを知らなくたって、女性であるということが事実だ。

ジェンダーアイデンティティってその名の通り「アイデンティティ」だよね。自分が何者であるか、という感覚…。トランスヘイターはジェンダーアイデンティティを軽視するけど、アイデンティティって他人が否定したり軽んじたりできるようなものではないよね…

知り合いが亡くなってしまった。女性なのに、出生時に男性とされた人だったので、男性として葬儀が行われたと聞いて、それが悲しくて仕方ない。あまりカミングアウトしてない人だった。きっと家族へのカミングアウトもしてなかったんだと思う。

「トランス女性を排除せよ！」とシス女性たちにデマを吹き込み必要のない不安を植え付けたがる人がシス女性の味方であるはずがあろうか

「ムカつくあいつら」を排除しよう！攻撃しよう！だってあいつらはこんなに悪いんだ！って扇動する人たちは、扇動される人たちの味方では全然ない

もっとさあ「ムカつくあいつらに悔しがらせる」より「自分が生きやすくなる」を大事にしてほしいよ

「リベラルムカつく」「サヨクムカつく」「トランスムカつく」「フェミムカつく」、だから「ムカつくあいつら」を攻撃・排除してくれるやつに投票する、ということを堂々と主張されると、なんかもう、なんかもうだよ

そして「脱コルセット」を説くトランスヘイターが未だに…
「脱コルセット」なんか目指して大丈夫？トイレ入るときお互い「女に見えない、トランスジェンダーでは？」って疑い合うの？
いやあの人たちの中ではシス女性は「見分けがつく」ことになってるから大丈夫なのか。シス女性のスポーツ選手のトランスジェンダーデマが何度も広がるけどそれでも「見分けがつく」ことになってるんだもんな。

日本の衆議院選挙でもアメリカの大統領選挙の話でも「トランスジェンダーの女性をちゃんと排除してくれるかどうか」のことで頭いっぱいなの、「（シス）女性」を守る気なんかほんとはないんだよね？