BT 中欧や西欧の言語だと、男女どちらかに寄せるより、新しい表現を発明して使っていく傾向を感じます。ネット上に沢山の記事があるので良かったら探してみてください。

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例えば「ノンバイナリーの生徒がいる教室で、フランス語やスペイン語を使う場合」
quora.com/How-do-my-fellow-Fre

たとえばフランス語では男性代名詞"il”でも女性代名詞“elle”でもない人のために“iel”が発明され、辞書にも載ったそうです。ただし一部の政治家は激しく反発したとか……
cnn.co.jp/world/35179726.html

もう一例挙げると、中国語の人称代名詞は他(he), 她(she)で発音はどちらもTaです。そして近ごろは性別を問わない/男女とそれ以外をまとめて包摂して呼びかけるとき英字で「Ta」と書く習慣が一部で生まれています。漢字の中にいきなり英字が混ざるので結構違和感があり、目立ちます。
(そもそも女性の代名詞に她を使うようになったのは1920年代で、近代の文語の慣習らしいのですが)

やっぱり「他人のジェンダーを勝手に推量しませんよ」「ノンバイナリー、アジェンダー、バイジェンダーなど男女二元以外のアイデンティティーを尊重しますよ」というメッセージを発信するには、違和感があるくらいの“新発明”が必要なのではないかと思います。
なので、たとえば三人称単数形theyで書かれていたら、日本語翻訳時にはその違和感も伝えるべきではないかーー姓名への置き換えや「その人」「あの人」では原語のニュアンスを伝えきれないのではないかという意見も見かけます。

こんばんは。そうなんです。
こちらは支付宝の個人間送金のフォームです。宛先が他か她かわからないのでTaになってます。

@toomuchpopcorn 支付宝/Alipayでもこの記法なんですね。興味深いものを見せてくださり、ありがとうございます!

中国の作家(劉慈欣や何夕と、彼等大家を取り巻く編集者数名)とは、この話をしたことがあります。作家たちが三人称単数のtheyに相当する表現について真剣に悩むかたわら、ある編集者が「なあに、長い歴史の中で他は女性を指していたのだから」という日本でも聞かれるようなことを口にして、劉慈欣に「その長い歴史で、どれだけ他が女性を指していたというんだ!」と叱り飛ばされていたのはとても印象的でした。

昨日、メキシコの作家、Gabriela Damián Miravete さんに聞いたのですが、南米のスペイン語圏ではelle以外にellxを使うことが増えてきたということです。違和感を感じさせる時はellxがよく使われる、と。
難点は、読み上げソフトが「っっ」となってしまうことだそうでした。

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