『2世と器 (on BLUE comics)』戸ヶ谷新
アロマンティックについて誠実に描かれた内容だと耳にしたので興味が出て買ってみた。
この作品におけるBLのLは恋愛も非恋愛も両方まとめて受け入れてくれる。愛の形が少し違うけど、お互い違うままでも素晴らしい関係を築けていける良い作品
#読書メーター
https://bookmeter.com/reviews/120708724
鹿島くん、アロマンティックの概念を知る前に恋愛感情を持たない東春一くんに無神経な発言をしたり、(心配してるからだけど)よく知らないのに賽原永馬くんの事を関わらない方がいいヤバい人間扱いしてたけど、知識を身に着けたら自分の過去の発言を反省し柔軟な対応ができたり、永馬くんがヤバそうな目に遭ってた時に咄嗟に行動に移せたり、凄いやつだよね。これこそ根がいいやつって感じ。
2世と器
鹿島くんがアロマンティックでもパートナーを持つ人もいるって話題を出した時、確かにいるけどそれをあんまり期待されてもな…と一瞬モヤっとしたけど、東春一と賽原永馬の関係性の築き方は決してアロマンティックでも"普通に"パートナーを作れるからみたいな内容じゃなく、お互いを尊重し合った関係だったのでよかった。鹿島くんもあくまで永馬くんが告白したいならしてみてもいいんじゃねってあくまで機会に焦点を当てていたしね。どういう関係性を築いていくか考えられるチャンス的な?