ガイ・リッチー監督とマシュー・ボーン監督の描く女性の違いについてオタク語り 

ガイ・リッチーとマシュー・ボーンは、ガイ・リッチーの監督作として世に出た『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』を一緒に作っていたりと、元々コンビを組んでた。

マシュー・ボーンの描く女は、男を褒めたり、男にご褒美をあげたり、女性自身が賞品になったり、男を精神的に救済するような役割を担ったりと、とにかく男にとって都合が良いキャラクターが多い(『キングスマン』のスウェーデン王女とかわかりやすいかも)。

一方、ガイ・リッチーはマジで(彼にとっての)イケメンにしか興味がなく、イケメンをガイ・リッチーがときめく撮り方で撮り、イケメン同士のブロマンスやロマンス、クソデカ感情を描くことに全力を注ぐ。
だからヘテロロマンスがほぼ描かれない。

ガイ・リッチーの映画に出てくる女性は、絶対に男の言うことを聞くようなやつがいない。というか、他人の言うことを聞くような奴がいない。誰かを救済する気も誉めてやる気も全く無い女ばかり。そこがとても好き。

私はガイ・リッチーが大好きだし、もはや親のような気持ちで、欲望の赴くままに自由に作りなね…と思っています(ディズニー映画の実写は好きにやれないんだから程々にしなさいとも思っています)。

映画『レイヤー・ケーキ』レビュー 

『レイヤー・ケーキ』。2004年。

『キングスマン』のマシュー・ボーンの初監督作品。
穏当にドラッグをさばく男がなんやかんやで次から次へとトラブルに巻き込まれる話。

ストーリー自体はガイ・リッチーも好きな感じのイギリス裏社会ドタバタ劇(マシュー・ボーンは昔ガイ・リッチーと組んで映画を作っていた)。
そんなに褒めるところがあるストーリーでもなく、驚くようなストーリーでもない。
こういうストーリーならばやっぱり笑えるようなセリフを増やしたりしたほうが良い気がするんだけど、この頃のマシュー・ボーンはそういう感じではなかったらしい。
淡々と人が死ぬところがマシュー・ボーンらしいと思った。
アクションシーンや動きのあるシーンの撮り方があんまり上手くなくて三半規管クソ雑魚人間なのでそれなりに酔った。

ストーリー自体がどうこうというより、マシュー・ボーンの描く女ってみんな男にとって都合のいい女ばっかりだよな…と気づいてしまった。
そういう意味でバリエーションも無い。
そういうところでもやっぱり私はガイ・リッチーの作る映画の方が好きなんだろうな。

映画『X エックス』のフェミ的モヤモヤポイントについて 

『X エックス』、主人公マキシーンが強固なキリスト教的規範から逃れて、バッドガールであることで生き残るという点ではフェミな気はする。
が、一方でパール(おばあちゃん)はマキシーンの若さと美しさを羨んでマキシーンに執着し、かつてはマキシーン同様に美しく若かったけれど、マキシーンだって老いたら私(パール)のようになる、と語る。
それに対してマキシーンがパールを拒絶し、老いを否定するところがモヤモヤポイントが高い。
普通にその否定はパールがマキシーンの仲間をザクザクと殺していく、その異常性に対してなのかもしれないけれど、マキシーンが「お前のようにはならない」とパールに言うあたり、結局老いは生き続けるならば避けられないことだし、その点の拒絶はすごく断絶的だなあと思った。
やっぱり世代が違うと、思想や運動への関わり方なども大きく違って、実際に私も違う世代との隔たりを感じることも多々あるけれど、だからこそ違う世代との、ヨコ(同世代)だけじゃなくタテ(世代間)の連帯が重要になる遠寄っている。からこそ、この『X エックス』の着地点は飲み込みづらさがある。

映画『ヒッチャー』レビュー 

『ヒッチャー』。1986年。

コアなファンが(多分)多い一本。
そのヒッチハイカーを車に乗せた人は
絶対に死ぬ、という話。

正直私は何が良いのかマジでわからなかったので、
何で人気があるのかわからなかった。
怖いかと言われたら怖くないし、
見て楽しいような表現かと言われたら違うし…。
なんと言うか、
「へー、そうなんですね」という感情しかない。

ただ、主人公とヒッチハイカーの関係性は
もはやロマンチックな恋愛関係だなと
思っていた。
確実に制作側も狙ってるだろうし。

みんなも安易にヒッチハイクするのも、ヒッチハイカーを乗せるのもやめよう!

映画『拷問男』レビュー 

『拷問男』。2012年。

6歳の娘を溺愛する父親が主人公。
ある日娘が行方不明になり、惨殺されて発見。
犯人を娘と同じ目に合わせちゃうぞ!拷問しちゃうぞ!な父親の話。

とにかく勿体無い。
せっかく拷問シーンメインの映画なのに、指を捩じ切ったりするところを映さないなんて。
レーティング的にはクリアしているはずなので、普通に製作陣がチキったか、製作費の問題か、特殊メイクのクオリティがあまり良くなかったのかなと思います。
こんな映画観たがるやつなんて、グロを期待して観てるようなやつばっかりなのに。
本当にがっかりした。

ストーリーとかはまあ、良くも無く悪くもなく。
オチをどうにかつけるための不自然さはある。

映画『X エックス』レビュー 

『X エックス』。2022年。

ホラー界隈でどうやら評判が良いらしいホラー映画。

老人夫婦が所有する農場にポルノ映画を撮影しに来た若者たちの話。

“Be nice” だと死ぬっていう話なのかしら。
テーマとしては老いの恐怖だと思うんだけど、それにしてはオチが悪い。
結局老いは避けられないものだし、どんな人間だってシワシワになって朽ちるからこそ、主人公の言動やらにモヤモヤする。
あと人類みんなセックス好き!みたいなセリフはシンプルにありえないなと思いました。

ホラー描写やグロ描写も微妙だし、真新しさがなくて残念。
続編が作られているようだけれど、あんまり観る気にはならないかなという一本(レビューを書く気にならなさすぎて2週間くらい前に観た映画です)。

メンタルの調子が朝からかなり悪い。
さっさと用事を終わらせて帰ってこよう。

とりあえず書いていたものが一旦形になった気がするので寝かせる

パソコンの挙動が重すぎてロクにWordが動かなくてキレそう

とあるものを書いているせいでまだ寝れない。さすがに疲れてきた。

『X エックス』の感想もまだまとまってないのに『拷問男』を観てしまった。

それなりの人数でウミガメのスープやりたいけど友達がとても少ないのできっと実現しない

『X エックス』の感想は明日色々自分の中で着地点が決まったら載せようと思ってます。

ちょっと心の隅っこにようやく余裕が出てきたので、SUZURIとかでなんか作ろうかとちまちまデザインを考えはじめた。とりあえず映画好きのためのVOTEスウェットを作るよ!

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