映画『レイヤー・ケーキ』レビュー
『レイヤー・ケーキ』。2004年。
『キングスマン』のマシュー・ボーンの初監督作品。
穏当にドラッグをさばく男がなんやかんやで次から次へとトラブルに巻き込まれる話。
ストーリー自体はガイ・リッチーも好きな感じのイギリス裏社会ドタバタ劇(マシュー・ボーンは昔ガイ・リッチーと組んで映画を作っていた)。
そんなに褒めるところがあるストーリーでもなく、驚くようなストーリーでもない。
こういうストーリーならばやっぱり笑えるようなセリフを増やしたりしたほうが良い気がするんだけど、この頃のマシュー・ボーンはそういう感じではなかったらしい。
淡々と人が死ぬところがマシュー・ボーンらしいと思った。
アクションシーンや動きのあるシーンの撮り方があんまり上手くなくて三半規管クソ雑魚人間なのでそれなりに酔った。
ストーリー自体がどうこうというより、マシュー・ボーンの描く女ってみんな男にとって都合のいい女ばっかりだよな…と気づいてしまった。
そういう意味でバリエーションも無い。
そういうところでもやっぱり私はガイ・リッチーの作る映画の方が好きなんだろうな。