見る位置で作品への印象が変わってしまう映画というコンテンツで、車椅子専用の場所を作っているとはいえ座席がそこで固定されるというのは由々しき事態よ…。ましてや映画館という空間で見ることに価値がある作品が存在していることを考えるとそれをバリアフリーなどと正直言いたくはない。単に映画館へ自由に行ける健常者という特権階級のおこぼれをありがたがる行為を強いる事に外ならない。
自分がよく使う千葉駅付近にある京成ローザは車椅子ユーザーが使えるであろうスペースはだいたい後方。劇場が広いわけではないという理由や、帰り道に階段がある(スロープはない)という理由が大きい面がある。ただ大手のでかいシネコンよりかは、実はバリアフリーが進んでいるのではとも思わなくもない。今度使った時には車椅子席の近くで見てみようと思う。
https://www.livewalker.com/web/detail/26769
強い言葉なのかもしれないが実際こうしたバリアフリーと言うのは、おこぼれに預かっている事を強いる行為では?無論、昔は車椅子ユーザーが持ち得る娯楽の選択肢に映画館に行くというのがなかったと言われりゃその通りだが、本当にこれでバリアフリーと言えるのかと当事自体は必要だと思う。