これ、ほんとにそう。日本社会は冷たい。20年近く前だけど、連合総研から新自由主義の米国社会が如何に問題のあるものか語ってくださいと発表の依頼があった。私は、逆に自由がなく、他人への優しさのない日本の問題を指摘。短いバージョンは朝日新聞にも掲載され、当時ちょっと話題になりました。その頃は、「え?日本って義理人情の社会ですけど?」っていう反応が多かった。
日本人の義理人情って、山下達郎みたいに「義理のある人」の罪や不得は見逃すのが「人情」って意味で、他人に救いの手を出すことではない。日本には、「倫理的に正しいことをする」という普遍的な価値観が欠如しているので、「正義」とか「公正」という概念もない。「人権」感覚が欠如しているのも急遽的には根っこは一緒。私が日本を出ていくことになった理由の一つ。どうしてなんだろう。遠藤周作の『沈黙』のように日本人の精神構造の話なのか、支配階級の操作の成功なのか。
https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20211022-00264181
@eccochann 私も宗教観なのかなあ、とも思うけれど、謎は解けません。(というか宗教観の欠如。ご利益があるなら誰でも神様みたいな。)
もちろん、日本人でも、子供食堂を始めたり、搾取されているベトナムからの研修実習生を助ける運動をする人とか、正義感のある人はいる。でも、基本的に人のために何かするのは「変人」ってことなのか。さらに人権擁護とかいうと「左翼っぽい」とか「和を乱す迷惑な人」って見做される。
例えば、芸人夫婦のおしどりマコさんとケンさんは、ものすごい正義感のお二人で、福島での原発事故について最後の二人になっても問いただしていこうとしている。立憲の候補だったこともあるけれど、当選できず。でも、単に世襲であるだけの若造はひょいと当選できる。
やはり、日本には、権力者側に付きたがる人が多いのか。ずっと権力者層が変わらないから、封建制度的な精神構造が残ったままなのか、それともご利益があるのなら、神でも仏でも悪魔でもなんでもOKなのか。不思議。