〈Abstract〉
「社会的ストレスに関する研究のためのモデルは、地位の非一貫性についての広範な文献が、理論的・方法論的の双方で適切な研究をほとんど欠いていることを示す。このモデルは、地位の非一貫性効果が、次のことで明白であるはずだということを示唆する。(1) 末端の帰結(例えば、偏見)とは対照的な、近似的で知覚されたストレス(例えば、役割葛藤や怒り)に関して。(2) あるパーソナリティや社会的性質を持つ人格に対して。両タイプの特別な仮説が、310人の男性標本における職業−学歴の非一貫性に対して検証される。非一貫性効果の経験的な証拠はただ、いくつかのタイプの近似的で知覚されたストレスに対してのみ見られる。しかしながら予想されるように、低い学歴と結びついた高い職業の非一貫性効果は、外因性の仕事動機づけにおいて45以上かまたは低い男性でかなり強いが、標本の他の部分では明白でない。少数の非一貫的な人々に基づく場合、これらの結果は注意深く見なければならない。しかしそれらは、地位の非一貫性についてのより注意深い理論化が経験的に実りあるものかもしれないことを示唆している」p.395.
「我々は2つの獲得地位を考察しているが、他方で非一貫性効果は、帰属地位と達成地位の間の不一致に対してより一般的である」p.407.