考えてみれば、私は夫と割と社会や政治に対するスタンスが近かったり、仕事では政治についてはあんまり理解し合えないけど、精神分析というある意味では割と強固な世界観(少し宗教染みて外からは見えるんじゃないかと思う。実際そのような側面もある気がする)を共有しているコミュニティに緩くだけど参加しているから、精神的にかなり安定していられるところはあると思う。
https://x.com/numagasa/status/1857725100654751883?s=46&t=7ijHXvOVYdXMvERcNmfP7w
人間って、究極的には、自分を何らかの形で(宗教でも地域のコミュニティでも何でも)、社会や歴史の中に位置付けることができないと、安心して安定して生きていけない生き物なんじゃないかな。その不安が、人をして陰謀論の世界に引き摺り込むような気がする。
そう考えると、今の左派にもし欠けていることがあるとしたら、そのような、世界や歴史の中に自分たちを位置付けて、そこから喜びをキックバックできるのだという(左派の人たちは無意識的にはそれを共有していると思うけど)信念や世界観みたいなものの、強調なのかもしれない。
…つまり、ご先祖様だの、真の母だのに対抗するための、ある種の魂の救済のようなものに関する「物語り」なんじゃないか。
気候変動などの危機に直面している私たちは、まさにそれを考えずには何もできない状況なのだから、今はある意味では好機とも言えるのかもしれない。