(松崎悠希さん続き)
そして「プロの俳優を使える権利」を盾に強気の交渉をしますので、もし組合の要求に従わない制作者の作品に組合員が出演した場合、その俳優は「裏切り者」と認定され「制裁」が加えられます。組合を追放された場合「その俳優をキャストすること」が組合の規定違反となりますので、実質干されます。(続
つまり「俳優組合」とは、業界全体には「プロの俳優を使いたければ要求を呑め。そして組合員のみを起用しろ」と「圧力」をかけ、組合員には「組合の要求を呑んだ制作人の作品のみに出演しろ。もしも裏切ったら干す」と「圧力」をかける、正真正銘の「圧力団体」なわけです。(続
では果たしてこの強力な「圧力団体」が今の日本の業界に馴染むか、と聞かれたら、正直非常に疑問だと思います。考えてみて下さい。あなたは「裏切り者の俳優」を組合のために干せますか?……では日本には「俳優の権利を守る圧力団体」は存在し得ないのか?僕は「他の方法」があると思います。(続
(松崎悠希さん続き)
それは「観客/視聴者による圧力」です。つまり「俳優の権利を守らない作品はボイコットするぞ」と、「興行収入」や「視聴率」を盾に「観客/視聴者」が「スタジオ/テレビ局」に「圧力」をかける、という事です。この方式でも「組合」と同じように「圧力」が作用しますので俳優の権利は守られます。(続
そして実は今まさに皆さんの目の前でこの「観客/視聴者による圧力」が作用しています。現在起こっている「ハラスメントを許さない」という「ムーブメント」がそれにあたります。「ハラスメント監督」の作品を公開すると「観客の反発」を受けるため、その「圧力」で業界が改善されているわけです。(続
現在スタジオ/テレビ局の新作企画会議で監督を選ぶ際、「その監督が過去にハラスメントをしていたか」という「新たな判断基準」生まれています。もし「ハラスメント監督」を起用した場合、その監督で作品を制作すると「公開出来なくなるリスク」があるためです。つまり「圧力」が作用しています。(続
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