生きて息してるだけで、政治に文句言って良いと(いや、むしろ「言うべきだ」と)私は思うんだけど。
その上で本人が自発的にもっと自分の力を伸ばしたいとか、それを社会の中で活かしたいとか、政治運動や社会運動に少しでも協力したいとか、金儲けしたいとか、認められたいって思ったら、それを目指して何でもすれば良いのだし。
そこの上乗せの部分(息している以上の部分)は他人がとやかく言うような話ではない。
ただ何かどんなことでも頑張った見返りは本人のものだし、頑張って失敗した、または最初から何もしなかったために見返りがないのも本人が引き受けるべきことだし。
それでも政治への口出し含めた基本的人権に「本人が努力してないから」という理由で他人がとやかく口出しするのは、実際問題、政治参加の活性化とか、民主主義の発展という意味でも逆効果にしかならないと思うよ。
そこんとこがいまだにこの国ではほとんど理解されてない。左右関わらず。
大丈夫ですよ。人間放っておけば本来何かしたい生き物なのよ。それでも動かないのはむしろやらなきゃっていう超自我と闘って動けなくなってる人だから、お尻叩いたり罵ったり責めたりは逆効果にしかならない。
こうやって書いてみてわかったけど、基本的人権という概念は、世話焼き日本では理解されないんだな。
まずは相手と自分。親子であっても相手のことは相手のことと分けて考える社会で(価値観も倫理観も押し付けない代わりに、余計な世話は焼かない、個々人は自分の考えで行動してその結果は自分で引き受けるというのが前提の社会で)、初めてその個々人の最低限の基本的人権は守られるという発想が出てくるんだと、よく分かった。