あたかも赤ちゃんのように自発性と主体性をとことん奪ってるのが日本の特徴。これは世界に稀に見る現象だと思う。そして自発性と主体性を示さない人というのは、他者が強制力を発動してでもそれをやって良い、やりたいという思いを引き出す力を持っているのですが、それにまんまと乗っかっちゃうと、周りばかりがシャカリキに強権的になって、本人はもっと自発性や主体性を奪われた状態になる。ある種の共依存の状態ですね。家族で殺人が起きたりするのは大概このパターンですよ。
欧米は、良くも悪くも本人のことは本人に投げる社会。その日本との違いが見えてないと、真逆の介入をしちゃいますよ。完全に逆効果。問題を余計に強化するだけ。
こうやって書いてみてわかったけど、基本的人権という概念は、世話焼き日本では理解されないんだな。
まずは相手と自分。親子であっても相手のことは相手のことと分けて考える社会で(価値観も倫理観も押し付けない代わりに、余計な世話は焼かない、個々人は自分の考えで行動してその結果は自分で引き受けるというのが前提の社会で)、初めてその個々人の最低限の基本的人権は守られるという発想が出てくるんだと、よく分かった。