プルガトリウムの夜 公式SSで遊んだ(ネタバレあるよ)
本編のいのりんと前日譚のいのりんって別人じゃない??ということを考えて臨んだ蛇原SS。
どんな感じかなあとフワッと思いながらやったけど、初めて喋る人間との距離感をはかってる感じを前面に出してしまったな。でも辰巳くんにグイグイ来られたら「まあいいか」って受け入れそうだ。押しに弱いいのりん。
お父さんの話されたとき、また「すごいなあ」って気持ちになった。本編で妹さんの話聞いたときと同じような感じ。大切な人の思い背負ってるんだなあって、自分とは違うんだなあって思った。
だから「お父さんがかわいそう」は、それだけ大切な人に大事にしてもらえたんだから頑張りなよ、っていのりんなりの憧れと羨望が込められたエールなのだった。
わりと取り方によってはデリカシーない言葉だなーって思いながら言ったけど、辰巳くん的にはどう思ったかな。
(自分の家族については対話を諦めたので、愛されて育った人に対して「いいなあ」って素直に思うのかもしれない)
辰巳くんが不良生活から必死に勉強したって言ってたけど、いのりんも親元を離れるためにけっこう勉強したんじゃなかろうか。
辰巳くんよりいくらか年上な理由としては、精神病か何かのトラブルでどっかで留年してた説が一つある。
プルガトリウムの夜 公式SSで遊んだ(ネタバレあるよ)
いろいろキャラやシナリオに対して考えが深まった今だからこそいろいろ思うことが出てくるけど、
桃下さんといのりんってどっちとも新興宗教にかかわる親の元で育ってるな??
桃下さんは最後まで親のこと好きで尊敬してて、親が信じてた教義をもとに自分の理想を叶えようとしたんだよね。
あの時点のいのりんは桃下さんの過去話もちゃんと聞いてないし、自分と共通点を見出すまで行くのちょっと難しかったんだけど、この共通点について何かひとことでも言えたらよかったな。
いのりんの過去についてはハッキリと決めてるわけじゃないけど、
両親に従う→嫌になって反抗する→逃避(発病)→近所の物を壊して問題になる→症状が発動するのを恐れる→周囲に明るく振る舞うようになる→家を離れるために策を練る
みたいな感じなんじゃなかろうか。
実家にいるとき通院とかどれくらいしてたんだろ。親、通わせてくれるんかな。実家、そんなに都会にないイメージなので近所の醜聞とか気にして病院とか連れて行ってくれなさそう。
そもそも知識がないと記憶が途切れるとか行動が制御できないことを、治療が必要な心の病だと認識できないだろうな。
いのりんは自分がサバイブするための手段として警察を選んだことは確かかもしれない。