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ファルケンミーティングで書いた話の後語り(Twitterより転記) 

ファルケンミーティング
pixiv.net/artworks/103609562

魔剣忍法帖を読んで、アーチェとミントを比べちゃうファルケンは絶対いるのでは?ってなった。ファルケンの「理想のお母さん」はミントみたいな人なのかなと思うけど、ファルケンの心の中には「おふくろ」がずっとにぎやかに飛び回ってるんだろうなって思う。うるさくてもそばにいなくても。

後半のチェスアーの話。二人の生きる時間のズレがとても好きで、魔剣忍法帖でその話たくさんしてくれてとてもよかった。「あのひとがいなくなっちゃうとしたら」「あたし、きっと我慢できない」のあたりとても好き。悲しくないようにアーチェは飛び移ってチェスターは見守ってファルケンは追いかける。
チェスターがアーチェを置いて早くに去らなければいけないことは初めから分かっていて、一緒になるときもお互いいろいろ考えたんだろうなって思う。
それでもいずれアーチェを残していくんだと思うと、チェスターはどうしようもない気持ちになったり無力を感じたりすることもあったのかもしれない。

ファルケンミーティングで書いた話の後語り(Twitterより転記) 

だから、チェスターにとってファルケンは、大事な息子であると同時に、自分よりアーチェの時の流れに近く寄り添うことができる存在なんじゃないだろうか。どうしても届かない時間の先に、そこに佇んでいる彼女に、どうかおまえは届いてほしいという祈りを託してしまうときがあるのかもと思う。

ファルケンは、アーチェと深い縁がわたされた者として、チェスターの去った世界をチェスターより長く生きてくれる。それはこの世界に残せる希望の証で、チェスターがアーチェに「せめてしてやれること」の一つでもあるのかもしれない。

みたいなことを考えながら書きました。おわり。

(久しぶりに読み返したら改めて転記しておこうかなと思った)

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