山口智美/斉藤正美『宗教右派とフェミニズム』
まだ記憶に新しい、「地元に帰って結婚出産すれば奨学金減免」というクソヤバ政策を提案した自民党議員は、1930年創立の中絶反対を掲げる宗教団体「生長の家」系政治家とのことで、そこに繋がるのか。
赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」で有名な慈恵病院と、経口中絶薬承認反対の署名活動を行う組織「生命尊重センター」との繋がりなど、知らなかったことも多かった。
子守唄ならぬ親守詩の全国大会とか、気持ち悪すぎて……。
「性別の違いで好きな色や遊び、得意なスポーツ、能力の限界を決める必要はないんだよ」と性別にとらわれず行動する自覚を促す1995年のジェンダーフリー教育について、右派団体が「人間を雌雄が無いカタツムリのような生き物にしようとする、社会の破壊を目指すカルト思想だ!!」と、当時も今も同じ内容(カタツムリ…)で攻撃し続けており、理解不能なのだがどうすればいいんだ……。