『グレイズ・アナトミー』シーズン19、9話まで観ました。
今シーズンは、中絶の権利を最高裁が否定する判決を出したことによるリプロダクティブ・ヘルス/ライツへの影響を大きく取り上げているので、現実社会での脅威に対してドラマ内ですぐさま(S19は2022年放送)声を上げてくれることに、すごく力をもらえている。
産婦人科外科医アディソンたちの「全てを無にされたような」失望や、
「現場も知らず何の経験もない政治家が勝手に作った法律に縛られて、こんな状況で医師はどうやって患者を治せばいい!? 間違っている!!」と
はっきりと怒りの表明を描く物語があることが、この現状にあってどれだけ大事か。
『グレイズ・アナトミー』シーズン19
こんな状況になってしまった今こそ、産婦人科外科医アディソンが主人公のスピンオフ、『プライベート・プラクティス』のようなドラマを作ってほしいです。
今ならもっと、男女二元論には縛られずに、様々なジェンダーやセクシュアリティの人々が直面するリプロダクティブ・ヘルス/ライツについて描けるはずだし、描いてほしい。