人工国家(正)
ベルギーが1830年にオランドから離脱したのは、パリ発、ヨーロッパ全土に波及した7月革命のため。この際は、英国でも革命前夜の混沌とした情勢となる。
英国で1832年に第1回選挙法改正が行われたのは、この混乱への譲歩。
ベルギーに関しては、当初国民会議はフランス人の立憲君主を希望したが、英国はそれを拒否。フランスとの関係を断つため、ジョージ4世の娘婿をレオポルド1世とした。
レオポルド1世は甥のアルブレヒトをビクトリアに引き合わせ、アルブレヒトは英国女王の夫アルバート公となる。ただ、ビクトリアはレオポルドの姉の娘、つまり姪であり、キリスト教世界では一般人には禁止されていた「いとこ」婚にあたる。
さらにビクトリアは娘たちを欧州王室に嫁がしたためドイツのウィルヘルム2世やロシアのニコライ2世は孫になる。
このため、女性を通してのみ伝わり、男性にのみ発言する遺伝型白血病となる明白な事例となる。例えばニコライ2世の子、アレクサンドル。
しかし、レオポルド2世及びビクトリア女王は両者とも、帝国主義政策を推し進め、ビクトリアはインド皇帝、レオポルドはコンゴの「所有者」となる。
コンゴでの何百万人の大量殺戮、強制労働(反抗者は手首を切り落とす)を執行させた。
オランダ(正)