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北海道恵庭市の牧場が、45年間、知的障害のある方3人を水道もないプレハブに居住させ、ほぼ奴隷のように無報酬で働かせて、彼らの障害者年金まで横領していたという事件。
この牧場主(4年前に死去)は、恵庭市の市議を5期務め、市議会の議長までしていた人物。
調べると、「日本会議」の「恵庭支部」支部長もしています。
本当にとんでもない事件ですが、この牧場主の息子は裁判で「本当に彼らにとって我が家での生活をしていたことが毎年つらかったのか疑問に思っております」とか言っているということなので、「温情をもって接してあげた」つもりなのでしょう。
なんか、自民党の地元名士みたいな市議の家がこういうことをしていたというのが、もう、なんと言えばいいのか言葉を失います。
やはり、彼らにとっての「家」というのは、頼れる人のいない弱者を「我が家」に住まわせて無報酬で自分たちに奉仕させてあげるところということなのでしょう。 [参照]
この事件、なにやら「民事」で係争中とのことだが、これはもはや刑事犯罪ではないのか?
しかも、当の主犯、すでに「死に逃げ」しているようだが、日本会議の恵庭支部長、自民党市議5期、市議会議長を務めて、「正六位」授与、ということらしい。
今どき、「正六位」とやらをもらって喜んでいる自民党「地方名士」=日本会議恵庭支部長とは?
しかし、この男の「息子」なる人物もよく裁判でこんなことが言えたものだ!「盗人猛々しい」にもほどがある。
いや、ほぼ「奴隷」として45年間扱ってきたわけだから、これはもはや長期にわたる「虐待」であるからして、ただの「窃盗」よりたちが悪い。
これが日本会議や自民党の言う、「家」の論理なのだろう。