この「英知」チーム(全員男性)が考えたコロナ対策も、「東京都にワクチン接種のやり方をアドバイス」とか、一年半後に読むとモゴモゴ…となってしまう内容である。
そもそも行動経済学とか、数学を多用する経済学は、ゲーム理論とか金融工学などから来ていて、金融工学も元は原子力工学を勉強したが原子力がオワコンになってしまったのと、冷戦が終わってしまったので就職先がなくなった物理屋さんが流れた先でしたよね。
数学は大事な学問ではあるが、人間社会の問題の全てを数学では解決できない、ということがいつまでたっても分からない人がいる。
ひろゆきとかイーロン・マスクなどのライフハックネトウヨの皆さん方も基本的には同じ考えで、マスク氏はじめ、シリコンバレーのtech dudesたちは、最終的には地球から脱出して火星に移住することがQ.E.D. なのだ。
笹川財団(日本財団)は、戦後日本の民間右翼トップの笹川良一によって設立された財団。現在は息子が理事長。
笹川良一は1960年代にKCIAと協力しながら、統一教会と岸信介、それに台湾の軍事政権と結ぶ国際反共ネットワークを構築。
ですから統一教会問題は、単に「霊感商法」問題ではなく、政界エスタブリッシュメント(岸信介)も当初から関与している国際反共ネットワーク問題なのです。
ちなみにこの笹川財団、フランスでは、ジャン・マリー・ルペン時代からFN(国民戦線)と深い関係を構築。FNは先進国の移民・外国人排除国家として日本をモデルにしました。
10-15年程前、早稲田で笹川(日本)財団出資で日仏の人文系研究者の大型シンポジウムが企画されましたが、途中でフランス側の研究者側が、そのことに気付き騒動になった。
その際、日本側の責任者(駒場出身の仏文学者、80年代ポストモダニズム系)は「政治」と「学問」は別と強弁しましたけれども、結局フランス側が参加を拒否したので、流れたという事件がありました。
研究者の皆さん、民間の大型研究費には気を付けましょう!