この「英知」チーム(全員男性)が考えたコロナ対策も、「東京都にワクチン接種のやり方をアドバイス」とか、一年半後に読むとモゴモゴ…となってしまう内容である。
そもそも行動経済学とか、数学を多用する経済学は、ゲーム理論とか金融工学などから来ていて、金融工学も元は原子力工学を勉強したが原子力がオワコンになってしまったのと、冷戦が終わってしまったので就職先がなくなった物理屋さんが流れた先でしたよね。
数学は大事な学問ではあるが、人間社会の問題の全てを数学では解決できない、ということがいつまでたっても分からない人がいる。
ひろゆきとかイーロン・マスクなどのライフハックネトウヨの皆さん方も基本的には同じ考えで、マスク氏はじめ、シリコンバレーのtech dudesたちは、最終的には地球から脱出して火星に移住することがQ.E.D. なのだ。
自称「英知」学者と笹川財団ー御用学者のネットワーク
この自称「英知」グループ、笹川財団(日本財団)に支えられた「東京財団政策研究所」の幹部とかなり重なっている。
例えば「政治学」では、
「トランプさん頑張ってる」の久保文明、
2002年のイラク侵略戦争を支持、安倍の取り巻き、そして日米同盟進化論者の細谷雄一。
以前紹介したジョージタウン留学組の鶴岡路人(防衛相防衛研究所教官をへて慶大準教授)
経済学で例の大竹文雄、小林慶太郎の揃い踏み。
名誉研究員として、北岡伸一(政治学)、八田達夫(経済学)
竹中平蔵の教え子で教育学の人からは「研究者」としての水準を疑われている「教育経済学」の中室牧子、
京大をハラスメントで辞めた筒井清忠とその息子清輝(社会学)。
そして所長は、「新型コロナウイルス感染症対策・AIシミュレーション検討会議委員」の安西祐一郎。
(竹中平蔵1999年理事長)
要するに、政治・経済・社会の分野の「御用学者」を笹川財団がネットワーク化し、政府に繋げている訳だ。
財団の目的には「民主主義の脆弱性が問われる時代」の政策シンクタンの価値を云々とある。
いや、あなた達が「民主主義を脆弱にする」ために、日夜ー笹川財団から援助を受けてー画策しているのでは?
QT: https://mastodon.scot/@atonton/109865941288539272 [参照]
笹川財団(日本財団)は、戦後日本の民間右翼トップの笹川良一によって設立された財団。現在は息子が理事長。
笹川良一は1960年代にKCIAと協力しながら、統一教会と岸信介、それに台湾の軍事政権と結ぶ国際反共ネットワークを構築。
ですから統一教会問題は、単に「霊感商法」問題ではなく、政界エスタブリッシュメント(岸信介)も当初から関与している国際反共ネットワーク問題なのです。
ちなみにこの笹川財団、フランスでは、ジャン・マリー・ルペン時代からFN(国民戦線)と深い関係を構築。FNは先進国の移民・外国人排除国家として日本をモデルにしました。
10-15年程前、早稲田で笹川(日本)財団出資で日仏の人文系研究者の大型シンポジウムが企画されましたが、途中でフランス側の研究者側が、そのことに気付き騒動になった。
その際、日本側の責任者(駒場出身の仏文学者、80年代ポストモダニズム系)は「政治」と「学問」は別と強弁しましたけれども、結局フランス側が参加を拒否したので、流れたという事件がありました。
研究者の皆さん、民間の大型研究費には気を付けましょう!