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下記メルマガより引用
>本日、6月4日は64天安門事件が起きた日です。あれから、すでに35年の月日が経ちました。(…) ヨーロッパとは価値観や倫理観が異なる中国やアジア諸国にとっては行きすぎた自由は、国家発展に必ずしもプラスにはならないということです。(…) 中国という14億の国民がいる国で、しかも、西洋型民主主義を支えている価値観やモラルをもっていない人々の中で、完全な野放しとも言える自由を与えたらどうなるか…中国の国民を統率していくことの難しさは理解しててあげる必要があるかもしれません。そういった、歴史の中で、統率される国民はどのような精神的変遷を辿るのか、この映画『天安門、恋人たち』は実によく描いています。

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【UPLINK吉祥寺メルマガ通信 vol.111】2024/6/4(火)発行、ロウ・イエ『天安門、恋人たち』(2006)リバイバル上映の紹介文が妙。中国のニュー・ウェーブを紹介する際の定型がなにかに変形している。配給・宣伝に従事するひとたちの業務範囲も文化芸術も越えるような統治への妙な情熱、をダイレクトに読んでいるのかもしれません。

お値段がおねだんの価格帯ですが、「なんだあこの肩の作りはああ!既製服の野心を感じる」が導入口となり趣味で(セールとかセールとかで)何枚かは手を出しまして、「サイズレスで、ジェンダーレスで、エイジレス※」の部分でも超お助かりです。私はエッジな感じは出せず親戚のおじさんを想起させる佇まいになりますが…
※引用
tjapan.jp/fashion/17212304/p2

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overcoatのスラックス、腰周り/尻周り/股周りの着心地がさいこー。ずぼんを履いて日常的な動作が引き起こすびょみょーな各部への食い込みやひきつれ、布のもたつきなどのストレスがなく、快適に裾を足首に落としておくことができます

5月末が(いわゆる仕事というものの1日10時間超を占めるあれが)一山越えて一段落。だったはずだったのに、別の山中にいます

第5章「『シャイニング』の語りと歴史主義」、読んでいる間ずっとマーク・フィッシャーが『シャイニング』について書いた文章を読んでいた時のぼやけた感触が回帰してきて、多重再生のように今読んでいる文章(むず…難しい…)に取り憑き、映画『シャイニング』の視覚効果と音響効果の記憶がおぞましさと一緒になって視聴覚をぐらぐら揺さぶる偽の感覚が起き、それらの反復がオーバールック・ホテルのきらびやかなボールルームの閉塞の中へ沈んでゆくような体感に統合され気持ち悪くて良かったです

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『世界文学のフロンティア06 -怒りと響き』収録、ハンス=ユルゲン・ジーバーベルクの「『悦びなき社会』より」が、ヒトラーは20世紀最大の総合芸術家/西ドイツ左翼知識人はとにかくdisる/終了。てな感じで困って、超有名どころソンタグの他に翻訳で読めるジーバーベルク論はどこじゃいな。とかのたくってたら、第4章「破壊的要素に没入せよ」が目の前に勝手に現れて怠け者ラッキー

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先日6/1にアレクサンダー・クルーゲがZoomのQ&Aで「(美に対するとき?)フランクフルト学派、アドルノ、ホルクハイマー、ベンヤミンは私にとって大事です。…」と言ったので、図書館で“知ってる映画はいっぱい出てくるからいけるんじゃない”借りてわーい無理ってなって放り出していた『目に見えるものの署名 -ジェイムソン映画論』 を人喰い鮫が出てくるまで頑張って!(十二国記「ネズミが出るまで頑張って」)セルフ応援しながら読んでいます。『ジョーズ』(1975)はP.39にすぐ出てきます。鮫びょーん。よわよわ

母親の言語の領域から、あのほら何だったっけ子供が動物園で触れ合う「モルモット」が消え「ビーバー」に曖昧に置き換わっている様子で、「それはテンジクネズミである。ビーバーはフワフワしておらず触感は子供向けではないのだから」と騙してはいないががさりとて正解でもない返事に終始しています

ウェイン・ティーボーの画集が解説付きで翻訳されているびっくり。副題「ウェイン・ティーボーのデザートと都市景観」とあるように都市景観のスケッチに惹かれて画集を買ったら「キャリアのスタートはコミックストリップの漫画家」な画家だったので、好きなパターンに迷いなし〜、となったやつ
sogensha.co.jp/productlist/det

『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』の記憶が新鮮なうちにヴィジュアル・プレジャー、パンフレット「映画、フェミニズム、アヴァンギャルド」ローラ・マルヴィを読むんだ/読んでいる

見てから間があいて、歴史となった楽しい所(フルシチョフの靴叩き演説など)ばかり覚えていましたが、再見してサラエボで初めてのプライドパレードの横断幕から導かれる「アイデンティティ、持たざる者が唯一持つことができ縋る所有物(property)」、というそうだったぐっさり出血ワードを再び聴きました。講演のテキストでは1989年東欧革命からの民主化(privatization)全ての占有化、私有化(privatization)、が繰り返されます

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朝10時に森美術館に入りかけてから国立新美術館が正解(2回目なのに)なのに気が付きましたが《とんぼの眼》本編に間に合いました

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屋根の上で輪になって踊るジョージア元大統領サーカシビリの不鮮明な映像から始まり政治家がこれ見よがしにひけらかす足元のアイコニックなブランドスニーカーを経て権力者への靴投げへと至る、3つのLEDモニターにトリプティックに並ぶ3人のアーティスト(ヒト・シュタイエルは“ドイツ代表”)による面白く快活な講演の不自然さと過去の映像/写真の引用からなる映像作品です。

靴に夢中なファッションアディクトの残骸/カスの自覚がある向きは刺されに行くべきと感じ、投擲者ムンタゼル・アル=ザイディによるブッシュ靴投げ事件(2008)の映像の挿入にはリアタイ世代として感じ入りました

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今日の事も分からず明日の事など知らないので明日の土曜日、「ヒト・シュタイエル × トレヴァー・パグレン 対談」に行くのかな…。後日、アーカイブ動画を公開予定のため現地に行かんでもだがしかし徐冰《とんぼの眼》(81分)を見はぐっているのだった。

バレンシアガのデムナ・ヴァザリアに興味をお持ちなら《ミッション完了:ベランシージ》(47分23秒)は必見です。6/3(月)まで…
nact.jp/event/2024/005458.html

不徳の致すところプライドグッズを持ってなく、急ぎプライドフラッグのフリーベクター素材DL5分で配置アクリルキーホルダー1個からオンデマンドプリント発注するより、旗っぽいひらひらの布に印刷するのがマシかしらと思って…

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大量の同性愛表象の集積と共に左派的な政治性の発露への嫌悪感情が渦巻き「」ハッシュタグデモの無言の受容の様子がサークル配置と各々のSNSアカウントの重ね合わせで嫌でも見えてしまう、同人誌即売会の空間対策に、プログレスプライドフラッグ×デヴィッド・ヴォイナロヴィッチのナマモノ(nmmn)二次創作したんですよ。
(ネタ元『美と殺戮のすべて』グループ展「Witnesses: Against Our Vanishing」のシーンより)

キンコーズ新宿南口店でbrotherのガーメントプリンター「GTX」を使ってみましたの覚書。セルフプリントでも店員さんが付き、順番待ちにならなければ1枚程度のプリントはサクッと済みます(前の人がアパレル生産の物量ならその日はあきらめましょう順番は回ってきません)。スペック通り白インクもプリントできますが、インク量が多く布びちょびちょで作業が大変ですよとのこと、印刷データのアートボード位置情報を読み込む方式ではなかったので版を分け重ねる場合は見当ピッタリ合わせるのは難しいのかな~。というのが気になります

フォレンジック・アークテクチャーのリサーチを系譜に位置付けている箇所におお~すごい~となりました。

note.com/sugawarashinya/n/nc47

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えーと、あとはなんだ、あの、展示室に入った瞬間の絶望、消えかけたゼロックスコピーのドキュメントが乗った水平に広がる複数の机/展示室の壁いぐるっと張り巡らされた写真または記録用紙/部屋の隅には映像記録のループ再生…といったアーカイブ資料で満たされた空間ですべてを(み・な・け・れ・ば)というプレッシャーでつい何もない壁をしばらく眺めてしまう。。というのは自分だけじゃないんだという情念から、『Jodo Journal』第5号、クレア・ビショップ「情報オーバーロード」を読みました。

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