京都ヒストリカ映画祭、ワールド部門の新作が豪華だなーと眺めていて、アルノー・デ・パリエール『パーティー・オブ・フールズ』がサルペトリエール病院が舞台で、ついで同じ題材のメラニー・ロラン『社会から虐げられた女たち/The Mad Women's Ball』(2021)の原作がハヤカワの翻訳『狂女たちの舞踏会』(ここまで5分)。となった

>「サルペトリエール施療院は、いわば女の地獄、苦痛の都だった」
ユベルマン『ヒステリーの発明 シャルコーとサルペトリエール写真図像集』〈上・下〉が好きで、煽情的にネットにUPされる公衆トイレやオールジェンダートイレの不安定なスナップ写真が、悲しむべきは多くの人には虐待の事実と犯罪現場の明白な証拠写真で、いままさに「女」の消滅が写っているはらはらする見世物なんでしょう。と、イライラと思う事にしてます。

写真に写ったものは存在する。写真には見えるものも見えないもの全てが存在している。という辺りは、最近やっと読んだ『写真のボーダーランド-X線・心霊写真・念』でも。いや想起するにももっと楽しいことあるでしょ神智学とか…

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ですので、トム・ガニングがサルペトリエールの写真技師らの専門性とアマチュアリズムをラルティーグの喜びでいっぱいの写真と並べた時は、心底びっくりしました(これは楽しいこと)。ついでに内心を打ち明けますと、自分の思い込みを絶対譲らない頑固なデッサン初心者。の後ろで「お前の眼はカメラじゃないし見える世界も写真ではない」と幻想の竹刀フルスイングの構えをとっていたことなども思い出します

『ヒステリーの発明』ぽわっぽわにしか読めないので、「あとがき イメージと病/悪」“昇華”わからな過ぎて(フロイトめ…)丸焦げになったことと、作者が“フェミニスト書店のカフェのチョコケーキが美味しかった”と執筆当時を回想している箇所がうらやましかったことしか覚えてません(エトセトラブックスの近くDAITA STOREのタルトは美味しいです)

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