早死にしたいと言ったけど、正確にいうと、あまり長生きはしたくない、が近い。自分個人では、やりたいことがもう無いから。
ちょうど、取引先の50代の方も同じこと言ってて、家族がいるから働いているけど、自分一人だったら、別に生きようが死のうがなんとも思わない、と。
これは、同じ仕事で何十年か働いた人にはわかる話じゃないかなと思う。達成したい仕事上の目標はあらかた終わってしまって、これ以上となると上のステージを登るしかないんだけど、その野心も能力も、自分にはないことを悟ってしまっている状態。
そうして、年月だけ過ぎていく。
結局のところ、積極的に自分の人生にコミットできないから、家族という理由を手に入れるという、かなりよく出来たシステムを利用しているに過ぎない。そうでもしないと気が狂うタイプの人間なんだよな(30歳手前でそれに気づいて結婚することにした)
これときどき読み返してて、今夜も読んでまた考えていた。
今日は編集さんとの打ち合わせで、今年のキング・オブ・コントが攻撃や冷笑ではない穏やかなネタばかりだったですねというお話をしながら、
「優しさは弱さで攻撃は強さだとされてきたけど、優しくあろうとすることは政治的な行いなんだよな」
と考えた。
そこがうまく伝わるように整理したい仕事なのだが。難しい。
丁寧にがんばろう。
ーー「ホープパンクの誕生 なぜ抵抗が希望なのか」橋本輝幸 SFマガジン2022.2 未来の文芸特集掲載
ブックファースト新宿店「#名著百選2023 私が今年、出会った一冊」フェア、2023-11-11より2023-12-31までです。
本年のフェアでは、オンライン販売ページの準備もあるようです(17日頃より)。
鮎川ぱて『東京大学「ボーカロイド音楽論」講義』文藝春秋2022を挙げました。
http://www.book1st.net/shinjuku/
奈良のコンビニに書店の棚がやってきたら、意外な出会いが生まれた話(ライツ社)
https://note.wrl.co.jp/n/n1bce69f10772
コンビニが近隣の独立系書店の協力を得て、独自のセレクトで本を販売する棚を設置、という話。新たな本との出会いの場として機能している模様。
それ以前から、近隣の農家の産直野菜販売もしていたという話も含めて、地域の交流拠点としてのコンビニの可能性を感じさせる話でもあり。こういう独自の動きも、フランチャイズ的に許容される場合があるんだな、という意味でも興味深い。
あと大和郡山にこんな本屋ができていたとは。気になる。
ブックファースト新宿店の「名著百選2023」に今回も参加させていただきました。自分は市川沙央さんの『ハンチバック』を推薦しています。
今回は通信販売も行われるとのことですので、お好きな手段でご覧いただけますと幸いです。 #読書
https://twitter.com/book1stshinjuku/status/1723219859558044090
『世にも奇妙な物語』を見逃した人、Tver(民放5系列の公式見逃し対応アプリ)を入れれば11月18日まで観られますよ。無料・個人情報登録不要です。
https://tver.jp/episodes/epbkwu9i5l
養護施設で「男女別の寮を撤廃」の誤情報、市議のSNSで拡散…「性被害の温床」と批判広がる https://www.yomiuri.co.jp/national/20231108-OYT1T50189/
なんか、ほんと見事なまでにバックラッシュと同じ流れだな。起きてもいない事実を作り出して危険だ大変だと騒ぎ立て、すでに抑圧されている人たちをもっと抑圧しようとする。
神奈川県立金沢文庫 廃墟とイメージ -憧憬、復興、文化と生成の場としての廃墟- 11/26まで。
https://yokohama-kanazawakanko.com/2023/11/01/202311event101/
>本展覧会では、日本における「廃墟」の表徴とその歴史を国宝・重要文化財など約100 点からたどり、鎌倉武士が栄華を誇った故地から、「廃墟」の文化史について考えたいと思います
2023年10月20日発売予定 似鳥 鶏(著/文)『唐木田探偵社の物理的対応』KADOKAWA 都市伝説が実体を持ち、人に危害を加えるようになった”新種の怪異”。その存在は政府によって極秘として取り扱われ、“偽の月”を見ることができるごく一部の人間たちだけが認知できる。国内の被害者が急速に増加する中、怪異に立ち向かう方法はたったひとつ――物理攻撃だった。怪異駆除の専門業者・唐木田探偵社新入社員の〈ネズミ〉は、入社早々、同僚たちからあらゆる戦闘方法を叩き込まれ、実戦に駆り出される。最前線の戦闘班は10年生存率25%といわれ、生き残っている現メンバーたちも、特殊な事情を抱えた問題児だらけだった。ルール無用に襲いくる怪異に命からがら立ち向かううち、同僚たちとの間にも不思議な絆が芽生えるが、依然として怪異の被害者は指数関数的に増えるばかり。果たしてネズミたち探偵社の面々は、怪異急増の原因を突き止められるのか――。 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784041140215
江永泉「文学フリマ東京37で約11万1000字出すので好きなボカロMVと一緒に紹介する」
https://note.com/imuziagane/n/nc657f3a51b37?sub_rt=share_pb
以下の5ヵ所です。
📖『ferne ZWEI』📍ち-19 / ferne
「ボカロ・コーリング・ユートピア:あなたのためにあったかもしれない理想郷について」【1万3000字】
📖『ボーカロイド文化の現在地』📍ち-18 / Async Voice
「ボカロ・クロース・エンカウンター:もしかするといるのかもしれない仲間達のために」【2万6000字】
📖『ビジュアル美少女』📍た-02 / ビジュアル美少女
「美少女ゲーム批評についての異端的論考:Mad eor The Killing Joke」【4万字】
📖『ボクラ・ネクラ 第六集』📍そ-38 / 不毛連盟
「不法的推理:平成期日本の事例」【3万2000字】
📖『鳩のおとむらい 鳩ほがらかアンソロジー』📍え-64 / 造鳩會
「はとをうめる / はとよよみがえれ」【イラスト2点+小文】
また📍A-61 / パレオパラドキシア には『ZINEおかけん』があります(2023年5月刊。江永は「歩行、跛行」を寄稿)。
*『ボクラ・ネクラ 第六集』の初頒布は文学フリマ大阪11(2023年9月10日)でした。
『闇の自己啓発』共著者。ライター。nonbinary