著者のローズ教授が明らかにしたように、現在、世界を席巻している「ウォーク資本主義」は、実は、「意識高い系」に偽装された新自由主義であり、言わば新自由主義の進化系だったのである。見えにくくなっている上、ポリコレの威力によって批判しにくくなっている。露骨な新自由主義よりもタチが悪い
保守勢力に強く支持された安倍政権が、女性の活躍や移民の受け入れといった進歩主義的な「意識高い系」の政策を打ち出したことは意外だとする見方が多かった。しかし、「ウォーク資本主義」を理解していれば、何も意外なことはないだろう。安倍政権は、その新自由主義の隠れ蓑に意識高い系を利用した
この「ウォーク資本主義」、日本でも早急に対策を議論し始めなければならない問題である。
ウォーク資本主義は民主的な根拠に基づいて反対され抵抗される必要がある。それは、公共の政治的利益がグローバル資本の私的利用によって、ますます支配されるようになつてしまうからだ、この場合、企業資源の相当な部分が公共道徳を利用するために充当されるなかで、民主主義に問題が生じることになる
読書ナビ 2023.11.26
喫茶店で耳に入ってきたのは、高校生の3人組が卒業式で泣くかどうかの方向性を確認している話。その様子をSNSに投稿すると、男子か女子かを明かさなかったにも関わらず、いつの間にか主語が女子高生になり、そんなことすら友達と決めるのか、と苦言が増えていった。
もちろん共感する声もあったが、何を言っても絡まれる可能性が常に用意されている社会は厄介。それを総称すると、ウザい、という感じになるのでは。と語る。学ばない方が、ではコロナ禍で顕在化した同調圧力について言及。細かく分析した結果、日本は同調可能性詮索能力持続待望社会になってきたという
どうすれば周囲と同調することが出来るのか、自ら進んで選択するようになってきた。私たちは周囲と波風を立てたくないという気持ちを抱きがちだが、それが行き過ぎるとら自分の考えや喜怒哀楽が見えなくなってしまう。目の前に大きな出来事があってもある程度、距離をとって自分なりに意見を言ったり、人と話したりして飲み込まれないようにすることが大事だと思います。
そうです。私です。複数のSNSが使いこなせません。平和外交で戦争回避を。