『親密さ』も4時間半(!!)あるのですが前編と後編で全く質が変わり、前編は同じ劇団に所属するカップル(脚本/演出担当)がギスギスしながら破局に向かってゆくストーリー。ここでもカップルの会話の運び方がとても良く、特に喧嘩後の二人がこれまで足りなかった会話を交わしながら夜明けとともに東横線の橋を渡ってゆく長回しのシーン、これだけで「凄いものを見た」という気にさせられてしまいました。後半は彼らが作り上げた舞台をみっちり2時間映し、ドライブマイカーの原型ってこの作品なのかと納得。そしてラストシーンの感嘆の声が出るほどの良さでした………