大阪モノレール「大阪空港駅」に登場するパブリックアートの除幕式に行ってきた/吉村知事に「待ち合わせスポットとして愛称を考えてもらえませんか?」とリクエストしてみた https://toyo-2.jp/archives/post-155791.html
以前からそういうのがそのうちできるらしいとは報じられていた、ヤノベケンジ氏による大阪モノレール大阪空港駅のステンドグラスですが、知らん間に完成してて先日除幕式が行なわれたそうで。吉村知事が出席するなど、なかなかなオオゴトになってたようですが、写真で見る限り、これどうなん!? 感が(ってそれはヤノベ氏のパブリックアート全体に対しても同じことが言えるんですが……)
とはいえ、かかるデザイン的な部分以外にも
見せ場がちゃんとあった/争点をちゃんと構築できていたこともまた、同時に指摘されるべきでしょう。とりわけそれは鏡面に直接ルネちゃんを描いた作品によく現われていた。一般論として、鏡面に描くこととは、それによって鑑賞者を絵の中に映りこませ、見る/見られるという(非対称的な)関係を可視化して、見る側の欲望を露わにさせることが意図されるものですが、都築氏の場合、キャラデザのモードがモードなだけに、見る側(ヲタ)の欲望がさらにヴィヴィッドに可視化されることになる──「マジもんのキャラデザ」が受容層の欲望をいかに正確に反映し、場合によっては先取りするかが争点となってきたことに注目すべきでしょう。かかる「マジもんのキャラデザ」が持つ欲望喚起力をいかに換骨奪胎するかが、少なくともゼロ年代〜2010年代においてはキャラクターアートのトレンドとなっていたことが思い出されます。
単純にルネちゃんを愛でるも良し、彼女を通してマジもんと現代アート(あるいはヲタク文化×ストリートカルチュア)とのmarriage/divorceに想いをはせる──ちょうど近所の京都市京セラ美術館で村上隆展が開催中ですし──も良し。24日まで。
KUNST ARZTで開催中の都築匠「ルネちゃんといっしょ」展。
成安造形大出身で、現在は某ゲーム会社で働いているという都築匠氏、同所では一昨年に続いて二度目の個展とのことですが、当方は氏の作品には初めて接します(爆)。
今回は都築氏の一次創作キャラ“ルネちゃん”を主人公に、彼女がいる日常風景を描いたりいろんなコスで描いたりキャストオフしたりした平面作品が並んでいました。やはりここで注目すべきなのはルネちゃんのデザインセンスのガンギマリっぷりでして、こういうキャラクターアートにありがちなこれは現代アート、もしくはヲタク文化×(広義の)ストリートカルチュア向けにカスタマイズされたキャラデザであるというエクスキューズがほとんどないものだから──特にルネちゃん差分集みたいな絵画に描き加えられていた、ネコミミをつけて等身も縮めたネコルネちゃん(仮)にそれは顕著でした──、ぅゎこれマジもんやんwwwとなかば震撼しながら見て回ったのでした。マジもんをギャラリーで見る機会って関西でも最近はまぁまぁありますが、都築氏のもその例に漏れず。
Didthis……?
個人サイトの再来なるか、趣味の記録に特化したメモブログサービスをMozillaがリリース【やじうまWatch】 - INTERNET Watch https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1577361.html
人の営みの痕跡を描き、風景を供養する。大東忍インタビュー https://bijutsutecho.com/magazine/interview/28551
VOCA展、今年の大賞は愛知県立芸大出身の大東忍(1993〜)女史だそうで。大賞に限らず、各賞を受賞するとなぜか大成しないことで知られる(知られる?)VOCA展ですが、この方の場合はどうなんでしょうね……
まぁ今年は近年のVOCA展選出作家が意外と出展作家に名を連ねている様子な「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」展がいい感じにバーニングしてるので、それが厄落としになればいいんですが ←←
展覧会「1950〜60年代の日本画」平塚市美術館で、“日本画の革新”工藤甲人や加山又造などを紹介 https://www.fashion-press.net/news/116207
2024.4.6〜6.2。ここ数年、(明治〜戦前とも現代とも異なる)戦後の日本画についての展覧会が各地で断続的に行なわれているように見えますが、そういう流れに平塚市美術館も乗っかってきたんですね。国立劇場が所蔵している加山又造と小倉遊亀の作品が目玉になるんでしょうか。
昨日、北陸新幹線が
福井県まで延びましたが、当方、母方の一族が石川県出身なので、そこそこ他人事ではなく。しかしそれにしても、福井県のテレビ局は開業のだいぶ前から新幹線のぬいぐるみをかぶったかがやきちゃんなるアイドル風キャラを爆誕させて県内各所を回ってたそうで、なかなかにノリノリやね
https://youtube.com/playlist?list=PLUZqIKpjJjR7F9j1KqQny5Y5gkLaeYRTN&si=SzKEmLHTKZqwZbVr
特別展 崇高さに関する抽象的な覚書 https://artexhibition.jp/exhibitions/20240309-AEJ1913138/
・出展作家2024.3.30〜6.9、広島市現代美術館。出展作家にも名を連ねている田口加奈女史が企画し、松原壮志朗氏が展覧会構成を担当するとのこと。出展作家を見るになかなかバラけていて予断を許さないものとなっており、気になることしきり。
ジョアン・カイガ―、イワオ・カゴシマ、アンソニー・カロ、岸田劉生、クレメット、須田国太郎、田口和奈、田中敦子、トリシャ・ドネリー、古屋誠一、パトリシア・L・ボイド、三木富雄、ナンシー・ルポ、アラン・ロンジノ、エミリア・ワン ほか
「近代美術」あるいは「現代美術」というカテゴリーの垣根を越え、作品の固有の振る舞いが、場の特性の中で静かなダイナミズムを生み出すこと。展覧会自体がひとつの言外のマニフェストとなることを意識した。そうですが、その行方やいかに……
国立西洋美術館でパレスチナ人虐殺反対のパフォーマンス、警察による介入も https://www.timeout.jp/tokyo/ja/news/nmwa-stopgenocide-031124
なんか当方が頭痛で となってる間にいろいろあったみたいですね。国立西洋美術館で開催中の「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?(ry」展については、始まるまでのアレコレの方が楽しそう(楽しそう?)ではあるけど…… というイメージでしたが、内覧会でぶっ放されましたか。
しかしそれにしても、首謀者のひとりな飯山由貴女史について、「自分の展覧会実績が絶対に消えない段階まで黙っといて直前になってこういうことをブチカマすって日本共産党かよ」というボヤキがあって 。飯山女史がアカかどうかは知りませんし、それは別に大したことではないんですが、こういう自分だけ(自分都合のキャンセルや途中降板による)リスクを回避した上でリターンの総取りを画策するコスさは、なるほど共産党的
好事家、インディペンデント鑑賞者。オプリもあるよ♪