家探し記防音編:現状の楽器練習場所はヤマハのアビテックスです。
賃貸ならアビテックスで終わらせるの方が手っ取り早いと思っています。アビテックスは調音も適切です。ヤマハは調音パネルACPシリーズも素晴らしい性能なんですよね。
アビテックスはレンタルも出来て、レンタルで支払った分は購入の際に充当されます。費用面でも使い易いと思います。
写真は部屋に鎮座するアビテックス1.2畳タイプです。私は耳をやってフルートが吹けなくなったので、もっぱらパートナーがヴィオラを練習しています。スペース的にヴィオラは限界ラインで本当はもうワンサイズ大きい方が望ましいです。
とはいえ1.2畳サイズでもデカいので、本当はアビテックス用のスペースを用意するべきだと思いますが、私の場合は狭いスペースに安心感を覚えるタイプなので問題は起きていません。
引越して大きい楽器練習場所が手には入ったら私はチェロ初めてみたいなーと思っています。
オルガン研究という日本オルガニスト教会の機関誌に大林組の初代の息子のオルガンビルダー(情報量多すぎる)が「サント・クロチルド聖堂のオルガンはセザール・フランクの趣味で古典的なセッティングにされていた、カヴァイエ=コルは自薦オルガンリストに入れなかったしあんまりよくは思っていたのではないか」と書いており、まあ当時の人のフランクのオルガン評もそういう感じではあって(ピアノの人の弾き方だよねえ、みたいな)、事実このページの代表作欄にも当該聖堂のオルガンは書いてないし、あとサント・クロチルド聖堂のオルガンも後世の人が改造しまくっているので実はカヴァイエ=コルのオルガンを体感しに行くぞという目的からするとちょっと微妙にズレている。という事実を知りました。
カヴァイエ=コルのオルガンがおいてある教会のミサを可能な限り見るというミッションが加わってしまい、ストラテジーゲームとしての難易度が爆上がりしています
Organs of Paris https://www.organsparisn.organsofparis.eu/cc1.htm
先週は、アンドレイ・クルコフ『灰色のミツバチ』(沼野恭子訳/左右社)を読みました。
物語が幕を開けるのは、ウクライナ軍と親ロシア勢力が争う前線のグレーゾーン。その小村には主人公の半隠居した養蜂家セルゲイ・セルゲーイチ(49)と、腐れ縁の元同級生パーシャしか残っておらず送電も絶えている。ウクライナのパスポートを持つがロシア語話者のセルゲーイチは、村を出て南下するが、村の外もまた不条理で、なにもかもさだかではなく、ユートピアではないのだった……。
悲惨な境遇も描かれていますが、情けなくコミカルな場面も多く、分厚いけれどあっという間に読めました。好きな本でした。
最後のほうでミツバチが灰色になっていたり、ミツバチにまつわる悪夢を見たりするシーンでは、ふとミヒャエル・エンデ『モモ』の「灰色の男たち」を連想しました。
https://sayusha.com/books/-/isbn9784865284355
暴力と破滅の運び手 通知が壊れていることが多いためエアリプのほうがよいかもしれません