ケイト・ブランシェットがめちゃくちゃ気に入って製作総指揮に入ったという経緯で、ジェシー・バックリーの前はキャリー・マリガンで企画開発されてたっぽいんだけど、きゃりまりだともっとビターでガチにあやうい話になってた気がするので、ジェシー・バックリーで大正解。というか彼女の「んー?」な表情を見るためにあるような映画なのでそれ以上に何を求める必要があろうか。
クリストス・ニク監督は『籠の中の乙女』でセカンドアシスタントディレクターだった人なんですね。ギリシャで撮った『林檎とポラロイド』は悪いほうにジャンルの模倣感が出てる気がした一方でランティモスのなんなんそれ?の低温性と比較するとだいぶ「人肌」感のある不条理劇だったのね、それが今回いい方に出ている。
で、この人もやたらとダンスにこだわりがあるところが面白い(ランティモスほど謎ではないけど違和をふりはらうように身体を動かすので自然に乗っている感じがしない)…というか奇妙な波全体のシグナチャ?演劇からきてるからかな。アティナ・ラヒル・ツァンガリも変な身体運動にこだわる人だよね確か
https://twitter.com/vertigonote/status/1619612376462168065