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オールド・ジョイも見ました。ロードムービーに仲違いと仲直りがつきものだと誰が決めた、みたいな話でふわーっといってふわーっと帰ってくるだけなのいいね。マスキュリニティというか「あるべきかたち」に馴染めない男たちが物理的に身体をほぐしてくと気持ちもほどけてくる、をほとんど会話らしい会話もなく描く(それぞれで喋ってはいるが微妙に対話はしてない)こっちの方がリバーオブグラスより好きかな。

もっさもさしたウィル・オールダムはほぼ地球に落ちてきた天使なんだけど、そこに開き直れず常にモゾモゾしてて負い目を感じてる雰囲気と話し方がとてもよい。そしてタイトルの意味。吟遊詩人は生きていきづらい世の中よなあ

リバーとこれ、どっちも映像の断片からはジャームッシュ的なタッチで評価されてる人なんかな?と感じたけど話の印象としてはユーモアのないそのぶん温度と湿度でやわらかくしたカウリスマキのそれという感じがする。特に「社会」への意識が。ラジオの使い方、さびれたというよりは錆びた街のムード。

このラインはそんなに得意ではないのだが生きてることのしんどさを「社会」にリーチする立場から語られるので割と好きなんだと思う。こんな世の中でカチコチになりますよそりゃ。あとこれ見て山で温泉浸かりたくなったら、掘ったらだいたい♨️な当地においでー

主人公たちが温泉に浸かる、あの緊張がいちばんほどけているはずの時間のロングテイク、画面そのものはすんごい穏やかなのに「ここで決定的な何かがくる…くるかも…いやこない…いややっぱりくるかも…」という謎の緊張が生まれていたのね。なんかすごく厭なほうに向かいそうにも見えるんですよね…そして大写しのなめくじ。

@vertigonote さすが森にいるなめくじ、デカかったですよね!

@spnminaco よかったですねえ、のっそりしてて…牛みたいなナメクジ…

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