Fediverseアドベントカレンダー( adventar.org/calendars/10051 )13日目の記事を公開しました。

Fediverseにやってきて1年5ヶ月、初めてアドカレに参加できてうれしかったです。

信者側から見たキリスト教のアドベント(待降節)の精神的な意味を紹介し、その上でFediverseのアドベントとクリスマスの意味を考えてみました。

🐑🐑🐑羊飼いが出てきます🐑🐑🐑
ご笑覧ください〜。

oryzivora.page/二つのクリスマス-750d0b

「ルカ福音書のにはマタイと違いイエスの系図は出てこない」と書きましたが、説明不足の表現だったので下記のように訂正しました。

「一方、ルカ福音書のクリスマスにはクソ長い系図も、東方の三博士も乳香、没薬、黄金も登場しません(系図は第3章でイエスの公生涯の始まりにマタイと違う形で出てくる)。」

伝えたかったのは、マタイのように系図を使いクリスマスを王者誕生物語とルカはしていない、ということです。
訂正の上、説明不足をおわびします。

マタイとルカには共に系図がありますが、その位置と内容は異なっています。
マタイは冒頭に配置し、系図の始まりを「アブラハムの子ダヴィデの子の」とユダヤ民族の始祖アブラハムにしています。

一方、ルカは系図をイエスが洗礼を受けるシーンに配置し、系図の始まりをユダヤ民族の始祖アブラハムを突っ切り、アダムから神までさかのぼります。
これは顕著な違いです。
QT: fedibird.com/@utan/11364234354
[参照]

うえの :fedibird1:  
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(承前)

マタイとルカの系図の違いについて、田川建三の解説を引用します。

「ここには、アダムは神の子であり、従ってアダムの子孫である全人類は神の子なのだ、という理念が表白されている。まさにストア派的な、人間は神から生まれた『神の一族』である(使徒行伝)十七・二八)。……まさにこの点がルカの系図とマタイの系図(アブラハムからはじめて、イエスを生粋のユダヤ人として描こうとしている)との根本的な相違なのである。」
『新約聖書 訳と註 2上 ルカ福音書 174頁』

ここらへんのおおらかさが、私がルカのほうを好きな理由ですね(マタイが好きな人、ごめんね)。
救いはユダヤ民族に限定されないのです。

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