所用があって大阪へ行ってきた。せっかくだからということで、国立民族学博物館に行ってみたが、うわさに違わず面白かった。
特別展の「吟遊詩人の世界」では、世界の吟遊詩人に交じって瞽女が紹介されていたが、娯楽のなかった農村で、いかに瞽女が歓迎される存在だったかということ。年に一度しか来ない瞽女を楽しみにする生活はどんなものなのか。そして、瞽女もそれが張り合いとなって芸を磨いていった。
瞽女の展示を企画した広瀬浩二郎さんも目が見えない研究者ということで、視覚に頼らない世界の捉え方を発信しているとのこと。私たちも、たまには戸外で目をつむって歩いてみたりするのも必要なことなのではないかと思ったりもした。
「雪華」のHPを更新しました。今月の巻頭句は《八月を讒訴のやうに鳴く鴉 小泉晃治》讒訴しているのは戦死者か、猛暑のために倒れた人か、あるいは鴉の声に耳を塞ぐ人か。散文置き場には天沢退二郎『アマタイ句帳』評(五十嵐秀彦)をアップしました。
昨年亡くなった詩人の天沢退二郎さんは、五十嵐秀彦さんの通っていた大学の教授だったということ。そういう縁も良いものだと思う。私は残念ながら、そのような縁には恵まれなかったが。
https://yukihana-haiku.com/
今月家賃すらやばい感じなので……お仕事ください…………
DTPデザイン、組版を請け負っています。
差別主義者・陰謀論者・ポピュリストなど、人権の脅威になる方からのご依頼は受けません。
おまかせプランはかなりお安いと思います。
署名しました「日本の年金による虐殺と民族浄化への投資をやめさせたい!」 https://chng.it/xqkTYtMsL4 @change_jpより
「雪華」(ゆきはな)のHPを更新しました。今月の巻頭句は《へび花火のたうつといふ晩年も 高木宇大》。蛇花火も人の晩年も「のたうつ」もの。花火の中で、滓が愛でられるものはこの花火しかないが、人間ははたしてどうか。
散文置き場には、昨年の10月号から、岡田由季『中くらゐの町』評(五十嵐秀彦)、池田澄子『月と書く』評(鈴木牛後)を掲載しています。
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同窓会って、絶対に出たくないという人も少なくないだろうから、それだけでも同窓会支援って何だかなあ、と思う。そんなことよりやるべきことがあるだろうに。https://times.abema.tv/articles/-/10115608?page=1
鈴木牛後(すずき・ぎゅうご)。俳句のことなど。ブログ「本日も深雪晴」https://miyukibare.exblog.jp/