所用があって大阪へ行ってきた。せっかくだからということで、国立民族学博物館に行ってみたが、うわさに違わず面白かった。
特別展の「吟遊詩人の世界」では、世界の吟遊詩人に交じって瞽女が紹介されていたが、娯楽のなかった農村で、いかに瞽女が歓迎される存在だったかということ。年に一度しか来ない瞽女を楽しみにする生活はどんなものなのか。そして、瞽女もそれが張り合いとなって芸を磨いていった。
瞽女の展示を企画した広瀬浩二郎さんも目が見えない研究者ということで、視覚に頼らない世界の捉え方を発信しているとのこと。私たちも、たまには戸外で目をつむって歩いてみたりするのも必要なことなのではないかと思ったりもした。
あと、新幹線から上野東京ラインに乗り換えるのは、東京駅より品川駅の方がずっと楽だということがわかった。これも新しい発見。