オリンピックをナショナリズムに利用する人(娯楽として消費する人を含めて)がいる限り、良いものとはとても思えない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/727964fa97b3047ae56fb37c0d78137879e88cb1
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篠原梵(伊予市出身)の句の魅力味わって 松山の俳人・岡田さんが鑑賞本執筆
2024年7月27日(土)(愛媛新聞)
https://www.ehime-np.co.jp/article/news202407270126
雪華」のHPを更新しました。今月の巻頭句は《満天星の花や一番星さがす 西川良子》「満天星」(どうだん)と漢字で書かれる花と「一番星さがす」という童心のような措辞との詩的交流でしょうか。どこか懐かしさも感じます。
散文置き場には、仁平勝「デルボーの人」評(五十嵐秀彦)、五十嵐秀彦「暗渠の雪」評(鈴木牛後)をアップしました。
ここまできちんと言語化できるというのは素晴らしい。さすが若い時から文学に親しんでいる人は違うなあ、などとつい言いたくなってしまうのは悪い癖。これからも私は私の書けるものをぼちぼち書いていく、と言っておきます。
https://weekly-haiku.blogspot.com/2024/06/blog-post_871.html
岡田一実さんの「醒睡」のことを、少しだけ加筆してブログに載せました。ブログに記事をアップしたのは半年ぶり…。https://miyukibare.exblog.jp/242235752/
岡田一実さんの句集「醒睡」のこと
タイトルが示すように、「醒めている俳句」と「睡っている俳句」と、それぞれ解釈できそうな句群が交互に現れる。そう、それで「醒睡」なのね、と分かったつもりになっていると、最後のページに向けて、はてどっちなんだろう?という俳句が続く。
これはたぶん、読者をいったん「理解した」と思わせておいて、「そんなに簡単に他人のことを理解できると思うなよ」という作者からのメッセージを聞きとらせる仕掛けなのではないかと思った。理解できるところは理解し、そして理解できないところを残しつつ関係を持つのが、人間社会だということなのかもしれない。
造語と思われる言葉の多用もチャレンジングで、これはたぶん句会という共通理解を確認する場を経ていない俳句ならではないか。他人の評価にもたれかかかることもなく、まっすぐ遠い地平をまなざすような感覚が清々しく感じられる。
景としては、わかりやすい句はかなりわかりやすく、しかし言葉は一筋縄ではいかないという俳句が多いという印象。緻密な写生と言葉のフロンティアは両立するということを、改めて感じた。
<社説>日高山脈が国立公園に 原生の自然 後世に継承を:北海道新聞デジタル https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1029636/
校正が終わった
結社誌の校正終わり。今月は直すところが少なくてよかった。いちばん指摘するのは、やはり歴史的仮名づかいの誤り。めんどうな規則がたくさんあって、慣れないと仕方ない面もあるんだけど、間違いが多いと「それくらいの結社」と見られるだろうから、ここはきちんとしたい。
以前は、拡張新字体の漢字をいちいち印刷標準字体に直していたのだが、こちらはあまりにたいへんなのでやめた。他の大きな結社も、そこまで徹底しているところはないみたいなので。こっちはどうでもいいよね。「印刷標準字体じゃないと読む気がなくなる」というツイートを見て、気にしていたんだけど、そんなこと気にする人がどれくらいいるのか、という話。
鈴木牛後(すずき・ぎゅうご)。俳句のことなど。ブログ「本日も深雪晴」https://miyukibare.exblog.jp/