あの頃、日本人の人権感覚がどんどん向上していたって?!私は全然そうは思わない。寧ろどんどん衰退の一途を辿って、私はどんどん絶望していった時期。
私は思春期、青年期、成人前期くらいを過ごした頃。本当に毎日が苦しかった。アッパラパーなお祭り騒ぎが善。考えたり主張したりというのはファッションとしては許されても真面目にやったら、政治的なことでもない身近な些細なことでも許されない…「空気」で思い知らさせる。
日本人がどんどん自己愛的になり、TVで持て囃されることが最大の憧れの的になっていった。
軽佻浮薄で争いを回避してヘラヘラしていることが善。トレンディドラマみたいな、東京の一等地の豪華でお洒落なギョーカイ人のマンション暮らしの生活に皆が憧れて…
唯一少しだけ人権意識の向上の香りが感じられたのは、男女雇用機会均等法に希望を感じた女性たちだったけど、それさえトレンディドラマのようなファッションに吸収されて、男女の平等やキャリアを目指した前世代の女たちの残骸を見て(東電OL、熟年離婚して懲罰的な状況に置かれた女性の苦境など)、下の世代は“ゆるふわ“や“カワイイ“や“女子力“で勝つことを目指すようになっていった。
From: @upasampada
https://fedibird.com/@upasampada/112488605816989698 [参照]
経済もそうだけど、世界各国と比べてみた場合、人権感覚も90年代からアップデートできてない、どころか後退してる、みたいな感じなんすかね。
んで、コロナ以降排外主義が世界的に顕著化してるところにジャパンが「時代が俺に追いついた!」ってイキってるみたいな。
怖い怖い。
”日本”というのは”日本人”とは別物なのだけれど、それを敢えて誤読してるところとか色々興味深いですね。
でもまあ確かに人権感覚というのは違うかもですね。
歴史認識と言い直しましょうか。
てかまあ70年代は物心もついてないのでよく知らないのでアレですが、そもそも日本で人権感覚が涵養された時期ってあったんですかね。
自分で言っといてアレだけど。
戦後すぐにはそういう事もあったかもしれないけれど。
いわゆる”ザイニチ”への差別だけでなく、部落差別などの人種差別やジェンダー差別などの問題もずーっと温存したままでここまで来てるわけで。 [参照]