映画パッチギで思い出したのは、ケンドーコバヤシが父親のキャバレーでヤクザに拉致られて散り散りに逃げた後、チャドギがカンゲと二人きりになり、「ほんまは俺かて恐いんや」的なことを告白するシーン。
ケンカもアンソンのように強くなくて、本当なら逃げたいのに逃げられない、他の方法もわからない、だから突っかかってくる右翼の学生と殴り合うしかない、という。
映画でそこまで言ってなかったと思いますが。
例えば手塚治虫の漫画"ながい窖"でも、主人公の息子が朝鮮学校の生徒だからというだけでリンチに遭い、亡くなるというくだりがありましたが。
そういう状況に耐えられず精神に異常をきたしたり、自ら命を断った人もいたわけです。
余裕があってよろしおますなあ、と。