まさにこれは、ケイン樹里安さんが仰っていたマジョリティの特権性なのだと思います。
https://note.com/julinote/n/n1e83b80755cc
”マジョリティとは、気付かずにいられる人/気にしないでいられる人”
興味深いと同時に、こういう連中のなかで生きて行かなければならないという現実と向き合わされる感もあり、つらみ。
実際にはつらみ。とかかわいいものではなく、直視するならば、底冷えするような恐怖感なんですけどね。
このマジョリティの優位性を認めない、マイノリティを黙らせようというマインドセットはもはや日本のメインストリームとなっている歴史修正主義と同根だと思っています。
東京都人権部が関東大震災のアート展示を許可しなかった件は記憶に新しいですが、要は「我々にとって都合の悪いものを可視化させるな」というところで繋がってはないでしょうか、と。
とはいえ私は彼ら彼女らの先生でも母親でもなく。
「おかしいものはおかしい」
と声を挙げただけです。
叩きたいものがあるのならば、それは私ではなくあなたの中にありますよ、ということは指摘させて頂きたいなと。
一般論として、マイノリティというのは、お行儀を良くしていないと折角できたallyが逃げていってしまうのではないか、という怯え、というか、不安が常に付きまとうものではないでしょうか。
まあ私なんかはエスニックマイノリティとはいえ、ほぼほぼマジョリティかのように擬態する事もできなくもないので、もっと辛い立場に置かれている方々と比べるべくもないかもしれませんが。
一番上のTootは、そういうally、もしくはally to beに向けての一般化したプロテストのつもりだったのですが、それを自分に向けての攻撃だと受け取った方々がいたのが興味深い現象でした。
ヘイトスピーチではない限り、言論の自由は担保されていると思います。
が、こちらから見れば、あのような遠くから石を投げてくるような行為は、正直ネトウヨと変わりません。
今朝になって、Allyを失うのではないか、という恐怖感があったのをはっきりと認識したためウダウダ書いているのですが。
こちらが言いたいことを言って失うようなallyのようなものであれば、それは最初から私のallyではなかったということではないかと。
つまり、私は私として既に存在するのであり、私の存在を条件付けで認める人々は、私のallyではない、と。
周囲の顔色すら伺う必要はないんだと。
ど真ん中のヘイトスピーチならわかりやすいのですが、ハラスメントやマイクロアグレッションになるとどんどん可視化するのも難しくなりますからね。
それに連帯する、というのもどんどん難しくなるのだろうな、というのも理解はできます。
まあでもそういう”お行儀のいい”態度で”いつかいい世の中になるといいな”とかやってるといつまでも良くならないので、負担を強いられながらも声を挙げざるを得ないのですよね。
ツイッターという空間では難しそうだった連携も、マストドンでは少し期待できるのかな、と思った面もあったのですが、残念ながらどのような仮想空間であれ、この日本語圏の同調圧力というか、見て見ぬふりの文化というか、そういう呪縛からは逃れられないようですね。
”条件付けて受け入れてやるというようなAllyならばいらない”とは言ったものの、この不親切な文化圏ではそれを言っていたらallyなど永遠に得られないのかもしれません。
まあ、それはそれで、日本という文化圏は不親切、不寛容がデフォルトであると喧伝しているわけで…
そうなるとマイノリティは滅びるか同化を強いられるかの二択になってしまうわけですが、まあこんなところに来てしまったわが身の不運を嘆くほかないですね。
私はまあいいのですが、ほかの不運な人々が気の毒だなと。
ぶっちゃけいうと、日本のプログレッシブには期待していません。
私は、この日本語の文を、日本語を理解するあなたに、届けと書いているわけです。
控えめですが、性質としては剥き出しの刃物だという自覚があります。
「で、これを見たお前はどうすんのよ?」
ということを突きつけているわけです。
時間のかかることでしょう。
あなたがこの一連のTootを見たことが、数年後にフラッシュバックするかもしれません。
臨終の間際に思い出すかもしれません。
そして多くの人々には、刺さりも響きもせず雑音として消え去ってゆくことでしょう。
また本当に正直にいうと、響いたけれど何も行動しないあなたを軽蔑してもいます。
まあでも、時間のかかることでしょう。
期待はしていませんが。
私の行為は監獄の壁に私の名前を彫っているようなものだと思っています。
自分の生爪で、血を滲ませながら。
まあ、重いですよね。
見たくないでしょう。
理解します。
でも軽蔑します。
同時に、それでも、あなたが幸せであるようにと、望んでもいます。
カウチポテトしながら「あー痩せたい」と願っても無理なように、あなたが世界に変わってほしければあなたが変えなければならないのですが、まあ通じないでしょう。
方法を知り、いつかは幸せになってください。