読む本の内容が、わるいドラゴンがわるさの限りをつくす話で、それが子ドラゴンにとってのヒーローなのがまずいいな〜と思うんだけど、親ドラゴンが寝ちゃったあと、子ドラゴンがもっかい! もっかい! と緑の体を怒りで真っ赤にして、ぷりぷりしながら自力で本を読もうとがんばってるページを見たら、なんかあまりにも自分のようで涙なしでは読めなくて……。別に子供の頃、もっかいとせがんだことはなかったし、親が忙しくて読み聞かせできないという夜には私が弟に読み聞かせしようとしてたくらいなのに、なんか、存在しない記憶が……。