『わかる!ニーチェ』、訳者解説のクズさ(ブライアン・ライター及び自分の所属してる派閥以外のニーチェは全部クソ扱いしてて、読む気が一挙に失せる)に比べて、本文わりと普通では?と思ったが、末尾でサラコフマンを嘲笑しててゲスやん。
こんなん始まるらしい。この前の成相トークイベントはこのレクチャーありきなのかも?
【連続レクチャー】アートの使い方
講師陣:
遠藤麻衣(俳優・美術家)
清水知子(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授)
菅原伸也(美術批評・理論)
成相肇(東京国⽴近代美術館主任研究員)
BARBARA DARLINg(パフォーマンス/ビジュアル アーティスト)
三上真理子(インディペンデントキュレーター・アートプロジェクトマネージャー)
先日の「ゲームやってる」イベントでkikiさんがアカデミックな人たちにゲーム届いてほし~的なこと言ってたけど(言ってたよね)本当にそうなんだよね。ビデオゲームって映画とかよりずっとクィア/フェミニズム関係の描写で尖ったことやれるメディアだし、実際にやってるんだよね。届くべき人間に届いてないってこと含めて語られる余地がめちゃある世界だと思います。
いまやオタクコンテンツによくある「強いものがサイコパスっぽい何かの"境地に達する"」の枠をなんか論じられないかと考えてたんだけど(わかりやすい具体例だと超サイヤ人とかHxHのゴンさん)、この現代的セッティングがジャンプバトル漫画の興隆にあるとして、それ以前のミームだと剣豪小説における「剣豪が悟りを開く」なのでは?と当たりをつけていた。「俺は超俗だからアモラルの特権持ってます~」みたいな秩序。なろうだと「ゲーマーとしてのアモラル」が結合される。
「淡海乃海」では、漫画版も女性漫画家がやってるんだけど、「やだ、このイケメンこわーい」の演出をときどき入れる。剣豪悟り系サイコパス表象って男女両方にニーズがあるってことやなーとなる。
滋賀県の弱小領地転生から信長っぽく上り詰める戦国時代オタ女性の書いたなろう作品「淡海乃海」があって、わりと信長の野望オタの界隈でも知られているようなんだけど、漫画版でざっと読んだ(書籍版はそれなりに売れてる)。
琵琶湖周辺の細かいせめぎあいが序盤で多いので、たぶんそのへんが戦国時代オタに「おもしれーとこ狙うじゃん」とやる企図かなと。
女性は妻と母を除くとほとんどでてこないので、和服武将たちホモソワールドを軍服制服フェチで楽しむ回路(騎士団の中で紅一点とか騎士団の男衆に愛でられる魔獣に転生するやつとか)に近い。
お、「フェミニストたち、ゲームやってる」の第二弾が見られるようだ。購入するとアーカイブ視聴できるっぽい。
https://wezzymeeting.stores.jp/items/64be12c94b15c0002e77fbba
おおー、仙台まで見にいけそうにないからせめてブックレットがほしいが、会場販売のみかー、
"【告知】
10/7(土)に、「ヴィジュアル・プレジャー:ローラ・マルヴィとピーター・ウォーレンのシネマ」を開催します。現代映画理論のパイオニアである二人は、言葉によって来るべきシネマを語るだけでなく、自らカメラをとってそれを試みました。今回は、代表作3本を日本語字幕付きで初上映します。
さらに今回は、上映にあわせてブックレットを刊行します。斉藤綾子さんによる書き下ろしのエッセイに加え、本邦初訳を含むマルヴィとウォーレンの4本のテクストを収録する予定です。会場限定販売ですので、この機会をお見逃しなく!"
https://x.com/nowsreel/status/1692841334217060384?s=46&t=5mSltbi1UVoy9J3RPXDKUQ
バービーおもしろかった。
ホワイトフェミニズムの限界をこえるポテンシャルは最初からそれほど期待しなかったので、ゲーム世界転生ものの人工現地民NPCに近いモチーフから観察していたんだけど、そうすると作り込みとポテンシャルがよくわかる。これを改造して咀嚼するだけでも何か傑作作れそう。
あまり書き物ができてない。