この問題、シリアスに厄介だということがたぶん伝わってなさそう。
淫夢動画に触れたことがなくても、淫夢語録を単にネットのおもしろ言葉として使用する二次三次使用層がうじゃうじゃいるから、どこで感染しているかは「淫夢動画に触れたことがない」当人こそが掌握できず、その気がなくとも、「これは淫夢語録だろ。じゃあつまりお前はゲイフォビアの持ち主なんだな」と糾弾されるリスクに発展する。そういう厄介事に発展しうるものになっている。
なので、淫夢動画・淫夢ネタに関心がない人こそが、罠に引っかからないようにするために、一通り語録と用法をインストールして回避を徹底させる心得を作らないといけない、という話。
えーこんなにあったっけ?とこの一覧を見てのけぞろう。https://dic.pixiv.net/a/淫夢語録
調べないと気づかないようなゾーンは、ちょっとしたツッコミや応答の語句に多い。
「はっきりわかんだね」
「ないです」
「おっそうだな」
「(震え声)」
「オナシャス」
「えぇ…(困惑)」
「あっ…(察し)」
「ウッソだろお前」
「たまげたなあ…」
「やめてさしあげろ」
「小並感」
「微レ存」
がそこに該当する。
こういうちょっとした言い回しだと「面白いYouTuber/Twitterアカウントが使ってて…」「ネット小説で見て…」がありうるし、淫夢由来だと自覚してない。
語録の記述を見ていればわかるように、淫夢語録とは、ニコ動のコメが生んだ読み替えや遊び全般が紐づけられているので、「その時期のネットのいじり方全部」が巻き込まれる面がある。
こういうのは、「はいはい、淫夢とか興味ねえし知らん」というのが何の防衛策にもならないために、盲点みたいな面倒臭さなのだ。