#浪曲
【浪曲広小路亭 新春特別公演】2024年1月28日(日)13:00~15:20
き太・鈴「寛永三馬術 愛宕山梅花の誉れ」
小ゆき・貴美江「木村のピアノ」
~仲入り~
口上・三本締め
勝千代・鈴「芝浜の黒財布」
順子・貴美江「糸車」(山本周五郎原作)
演者のみなさん、定席では言うに言えなかった「あけましておめでとう」の言葉をようやく今日言える、と口々に。そうだよね、地震と航空機事故の2連発はApocalypse Nowという感じだったもん。今日も震度4の地震があったりして、しみじみ日本は危ない国だなと思うけど、それを浪曲で吹きとばしてもらった感。聴きごたえのあるとてもいい会だった。
勝千代さん、芝浜の革財布をやります、と最初に宣言したとき、思わずサイレント拍手をしてしまった。12月と1月にしかできないから、とおっしゃっていたけど、その2か月でわたしは今日を含めて4回聴けた。嬉しい。勝千代さんしかやらない演目みたいだしね。これでまた12月までお預け。今日はやや短いバージョンだったけど、尋常とは思えない唯一無二の節と圧倒的な声はいつもと変わらず。素晴らしかった。最後に即興の節に乗せて、観客の一年を寿ぐような言葉をうたったのもよかったなー。