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昨夏から初秋にかけて約3ヶ月、欧州とインドを旅した。たぶん生涯で一番の旅。いろんな意味で最初で最後だと思う。どこかで記録を残しておこうとしつつ、適切な場所を見つけられないうちに年が明けてしまった。ここが良いかはまだ分からないけれど、1投稿に書ける文の長さはちょうどよさそう。スレッドにできるし、写真も添付できるしね。写真を見て思い出すこともあるから。ただ、瞬発力はあるけれど継続力はゼロって人間が、はたして旅の終わりまで綴ることができるのか?

さあさ、お立ち会い!

始まりがいきなり閲覧注意メディアってね。注射器が写っているからセンシティブ扱いにしました。出発前、5月10日から打ち始めた予防接種の類い。おもにはインド向け、全部で5種類あった。HPV (A型B型肝炎混合) の注射がもう、とにかく、痛くて。薬液が入るときも痛いし、終わったあともけっこうな広範囲で腫れてズキズキと、不安になるほどの酷い痛み。熱は出なかったけれど。これは出発前に2回接種しなければならないタイプで、2回目がほんとうに憂鬱だった。ちなみに全部でひとり9万円ぐらいでした。

旅のきっかけと行き先をまず記しておく。COVID禍が始まると、連れ合いとふたり徹底して家に籠もった。プチ介護をしている身の上であり、連れ合いは重症化リスクある基礎疾患持ちだったから。ふたりともフリーランスで自宅が仕事場だし、元々が籠もり生活、あんまり変わらないよね、なんて言っていたのだけれど、旅ができなくなったのは大きかった。フォトグラファーの連れ合いとはその仕事の関係で1年に一度は海外に出掛けていて、それがあったから日常は家に籠もって平気というか、むしろ積極的に籠もってたんだなあと実感。最後の旅は2020年3月、メキシコ北西部からアメリカへ。ちょうどCOVID禍のはじまりの頃で、国境が閉まるかもしれないというニュースに慌てて帰国を早めた。その数日後にアメリカは大変な状況になり、九死に一生を得た思いだった。あれで戻れなくなって、日本大使館のお世話になるようなことになっていたら、非難の集中砲火を浴びただろうな。スピルバーグの映画『1941』にも出てきた観覧車で有名なサンタモニカピアも閉鎖(許可を取って撮影)。最後の夜、keep distancingでビール飲もうよ、と誘ってくれた友人とヴェニスの海岸を歩いて、さよならをした。コロナビールを用意してくるところが、ジョーク好きの友人らしい。

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